空想世界への帰還
やぁ
私は…帰ってきた!
はい、アップデート終わったので早速インしているユウです。
メニューをひらき時間を見る。
「まだ時間があるな」
リン達との約束の時間まであと6時間、いやリアルの方だと3時間か。
とりあえず街中を練り歩く事にする
未だ街の五割程度しか歩いていないので新しい発見があるかもしれない。
「あ、ユウさんこんにちは。ペップの実買っていかないかい?10個まとめて買えば10yen引くよ。」
あの称号を取ってから街のみなさんがよく話掛けてくるようになった。これはなかなか嬉しい。
タローみたいにロールプレイやろうかな。
NPCになりきるみたいな。
「11個で15yen引きなら買うよ」
「うーん、いいよそれで。買い物上手だねぇー」
「今度来るときは何か持ってきますよ」
お金を手渡しで渡す。
プレイヤーは出て来るパネルで支払えるので、手渡しの必要はないのだが、自分は手渡しで渡す。
「はい11個で205yenだよ」
「ありがとうございます」
「次も来るんだよ」
おばちゃんの店を後にする。
ついでに色々買っていくか。
ふふふ…俺の家事スキルが火をふくぜ。
結果として合計300yenほどの値引きに成功した。いや数を多くしてもらったりもしたので実際はそれ以上か。
「すまねぇ、ユウさん。うちの屋根が雨漏りしてまったんだが直してくれるか?」
「いいっすよ」
「あぁ、ユウさん。ちょうどいいところに。
今主婦の料理研究会やってるんですけどきませんか」
「ぜひ、よろしくお願いします」
「ユウさん。すいません。今人手が足りなくて。
裁縫手伝って貰えませんか?」
「いいですよ」
こんな感じでNPCはクエストでなくお願いをして来ることがある。放置しておくと多分クエストになるんだろう。まぁ片っ端からできるやつはやってるからそんなことにはならないけど。
ここは初めて来る場所だな。
なんというか中華街というかそんな感じだ。
おじいさんがなんか座って暗い雰囲気を出しているので話しかけた。
「こんにちは。」
おじいさんはこちらを見ると話をし始めた
「もう畳もうと思っていたんだがな。
ここは武術街じゃよ。
今じゃ武術を習うものなどおらんから
すっかり寂れてしまった。
もうわしも教えることのできない体じゃし」
「体どうかしたんですか?」
「いやかなり前になるが野良パーティを組んでいたときとドラゴンが出てきてな、撃退できたのじゃが…そのとき弓兵が焦って打った矢が膝に刺さってしまってな。今でもハイポーションがあれば治るのじゃが」
膝に矢を受けてしまってな…だと
でも何かスキルが貰える予感!
「そうですか。今度仲間と一緒に、きますね」
そう言ってその場を去った
「ヤベェ時間ちょっと過ぎてた」
「遅いわよ!」




