三枚おろし〜多分魚類ではない〜
ドラゴンっているんですかねぇ
私は仲間を見捨てて走る。
走ってるとだんだん気分が乗ってくるのは、リアルで動けないことの反動なのかなぁ。
これがランナーズハイッてやつかなぁ?
とにかく気分がいい。
ふと思い出した
「まだ[段の舞]最後までやってなかったなぁ
確か九段まであったっけ」
ドラゴンが視界に入る。
「おぉ、マジドラゴン!
いやー、死ぬまでに一回ドラゴン
見たかったんだよ」
※注意:現実にドラゴンはいません!
「じゃあ始めよっか、思い立ったが実行すべしと
誰かがいってたよね」
ハナは抜刀する。
「アーツ[二段の舞]」
ドラゴンの周りで舞いながら、マーカーに触れていく。そして最後のマーカに触れる。
「アーツ[三段の舞]」
青いオーラが輝きを増していく。ハナはだんだん加速する。最後のマーカーに触れる。
「アーツ[四段の舞]」
マーカーの数は多くなりその大きさは小さくなる。
しかしハナはミスをしない。ドラゴンの身体を斬りつけながらマーカーに触れる。
「アーツ[五段の舞]」
青いオーラはゆらゆらした動きから炎のような動きに変わった。ハナが動くと青い光が尾を引き美しい。
マーカーに触れる。
「アーツ[六段の舞]」
空中に球状のマーカーが現れ足だけでなく手の動きも指定される。
「何この無理ゲー」
そういったハナは笑っていた。
「燃えるね!」
ハナが加速をする。もうすでにオーラの色と移動の速度が相まってハナを見ることができるものはいない。
あるのはただ青い光がドラゴンを切り刻むという事実のみ。
「アーツ[七段の舞]」
マーカーがついに点から線になった。つまりこの線から武器を離すなということだ。
「ここまできたら、やりきりたいよね!」
さらにハナは集中力を高める。常人では対応しきれない速さに軽々と余裕を持って対応する。
「アーツ[八段の舞]」
時間制限が5秒ほど短くなったがそれなら問題ない。
ハナは淡々とマーカーに従う。
青いオーラの他に雷のようなエフェクトもついていたがハナはそれを機にする様子もない。
マーカーに触れる。
「アーツ[九段の舞]ッ」
この時ハナは気づいた。
「いつの間にかドラゴン討伐じゃなくて舞がメインになってるね。あはは、これじゃリンに怒られちゃうなぁ」
ハナはそうぼやきながらも右足 左手 右手 左足 全ての動きを指定されるマーカー。その全てをこなす。
「むかしはこういうゲームやってたなぁ。ゲームの名前は覚えてないけど。」
その独り言と同時に最後のマーカーに触れて地面に着地する。
ここに虹色のオーラと青い雷を纏った巫女が降臨した
先ほどからハナを無視していたドラゴンがブレスを吐いてきた。
どうやら光り物に目がないらしい。
「ドラゴンって本当にブレス吐くんだぁー」
※注意:現実にドラゴンはいません!
今のハナにとってはブレスは歩くような速さで迫ってくるようなものだった。
「魚の三枚おろしと
おんなじ方法でいいのかな?」
マイはブレスの横を走り抜けドラゴンの腹ばいを斬りつけながら尾まで行くと今度は別の場所を斬りつけながらドラゴンの頭の上まで走った。
するとドラゴンの身体に切り傷が大量に出現する。
虹色を纏う青い電光の巫女。
その姿はクラン[民の味方]の目に焼き付いた。
「リーダー惜しいことをしたなぁ」
誰かがそう呟く。
そのクランのリーダーは町のなかを西から東へ向かって走っていた。
西の戦場はすでにもぬけの殻になっていたからだ。
青龍はうなぎみたいな見た目をしています
ずんぐりむっくりなトカゲタイプではありません




