三条家にて
京の都には、神社仏閣合わせて三百五十あまりが存在するという。
つまり、毎日ひとつずつ参拝したとしても、実に一年近くかかる計算になる。
実際のところ、その「数」というのは、決して軽んじることができるものではない。
京都は古来より、祭祀と一体となった政治の中枢として機能していた土地である。
常に動乱の中心にあり、この西の地ほど多くの人間の血を吸った土地もほかにない。
さまざまな穢れ、渦巻く欲望。
そんなものが更に深く濃い闇を呼ぶ。
しかし、どれほどに深い闇を背負っても尚、人々はそこで暮らしてきた。
日々の糧に感謝し、家族がともにある幸せを喜び、心からの祈りをそれぞれの信じるものに捧げてきた。
幸せであれ。幸せであれ。
そんな慎ましくもささやかな人々の祈りが、今日まで京の都を守り続けてきたのだ。
「――ええ。我らにできることは、もはやそう多くはありません」
しんと静寂に包まれた和室。
掠れた声で語るのは、延べられた床についたままの壮年の男だ。
五十をいくつか越えたところだろうか。
一目で病み衰えているとわかる面は頬がこけ、眼窩は落ち窪み、じんわりと紡がれる言葉は喘鳴に紛れてひどく聞き取り辛い。
それでも尚男の目に宿る光は強く、意思の力がわずかも薄れていないことを感じさせる。
「されど……この地で、我らにしかできぬことがあるのも、また事実……。人々の祈りを、その流れを整え……各地の要を清め、守護する……。そうして、この地を守護することこそ、我ら三条の務めであると……それが、我らの誇りでありました……」
「――道彦殿」
男の言葉を遮ったのは、ずしりと響く重い声だった。
「今はまだ、休まれているがよい。一体どれほどの無理を重ねたかは知らぬが、その咎は我らにもないとは言えぬ。いずれまた参るゆえ、せめておぬしが、側近たちにあのような顔をさせぬほどに気力を取り戻してからでも遅くはなかろう」
「……明仁殿」
男は、京都最大の術者一門を束ねる三条家当主、三条道彦である。
己の枕元に座し、不機嫌そのものの顔を隠しもしない明仁に視線を向けると、数ヶ月前とは別人のように病んだ顔に薄く苦笑を浮かべた。
「明仁殿が、そのようにおっしゃってくださるとは……。一体、どういった風の吹き回しですかな……」
「病人を苛めて喜ぶ趣味など、持っておらぬのでな」
憮然とした明仁の答えに、道彦は笑みを消した。
「――これは、我らの咎。ただ、私に力が足りなかっただけのこと……。ゆえに」
「道彦殿?」
不意に紛れた短い沈黙ののち、道彦は一層掠れた声で言葉を紡いだ。
「京は――落ちるやも、知れません」
「……何?」
明仁が、わずかに目を瞠る。
「あのような、異形を……私は今まで、見たことがありませんでした……。この京に蠢く異形たちとは、まるで違う……」
その異形と対峙したときのことを思い出しているのか、焦点の緩んだ瞳が虚空を彷徨い、虚ろに響く声が空気を震わせる。
「あれは――あれは」
一瞬。
ぽかりと、静寂が落ちた。
「人、でした」
「人――のう」
京都の北に有する、佐倉家の別邸。
かつては雅を愛した華族の持ち物であったというこの屋敷には、随所にモダンな様式が取り入れられている。
美しく色づく紅葉とその根元に広がる池とが絶妙に映り合い、見事に典雅な日本庭園が訪れる人々の目を楽しませる。
庭を一望する居室から、ゆっくりと濡れ縁に進みながらつぶやいた明仁は、ちらりと背後に控えている少年に視線を向けた。
「おまえは、どう見る。大地」
数日前、三条家から佐倉家を訪問する予定だった道彦が、得体の知れぬ敵からの襲撃を受け、伏せっていると知らせが入った。
春先からずっと手薄になった西の守護に忙殺されているとはいえ、三条は彼の地で最大の術者一門である。
その三条が、日本でも屈指の護りを誇る本拠地に敵の侵入を許したなどとは誰もが咄嗟に信じられず、明仁でさえ己が耳を疑った。
それからすぐに京都入りしたものの、道彦が面会できるまでに回復したと連絡がきたのは、ようやく今朝になってのことだ。
――あの様子で「回復した」というのなら、一体道彦はどれほど濃い毒気に冒されているというのだろうか。三条の術者たちは十二分に清めを行っているのだろうに、その残滓と後遺症だけであれほどまで心身を損ねているとは。
(まったく……。困ったことになったものよ)
優衣の存在が明らかになった春先の一件から、明仁はいまだ最低限の折衝人員を除き、それまで京都に派遣していた術者たちを戻していない。
それは、明仁が今に至るまで三条家に対して怒りを継続しているということではない。
優衣があんな育ち方をしてしまった原因のすべてが、彼らにあるなどとも思っていない。
たとえ優衣が力のすべてを封じられ、実の母親に徹底して隠されていたのだとしても、罪があるというなら、同じ土地に暮らしていながらその存在を知ろうともしなかった佐倉家に――その当主たる明仁にこそあると言うべきなのだろう。
優衣が生まれたとき、本来ならば彼女の養育について判断を下すべきだった貴明は、その命すら危ういほどの傷を負っていた。
時折意識を取り戻すことはあっても、とてもそのような判断をできる状態にはなかった。
貴明にそれほどまでの傷を負わせてしまったのは、当時まだ幼かった弟の明緒だ。
誰より慕っていた兄を、遊び半分に己が手で殺しかけた明緒もまた、その心を壊しかけた。
そんな中で発覚した薫子の不義は、佐倉一門を混乱のただ中に叩き込んだ。
人々が焦燥と憤りに浮き足立つ中、明仁はそんな事態を一刻も早く収束させるべく、貴明の父として、また一門の当主として、息子の代わりに三条家と話し合いを持った。
己の不義が公に明らかにされることを拒んだ薫子の抱える「貴明の子」という切り札に負けて、ほぼその意に沿う形で決着をつけたのも明仁だ。
ふたりの子どもを貴明の子として育てる以上、その養育費については佐倉家が負担する。
薫子は、三条家から勘当。
ただし生まれた赤子が術者としてなんらかの才を持っていたなら、いずれ三条家で引き取って教育する、と。
それは、赤子が三条家の血を引いていることは間違いないのだから、自分たちの方が子どもの養育には相応しいだろうという三条家からの申し入れによるものだった。
たとえ父親が一般の人間であろうと、三条家直系の血を引く赤子がもし術の才を持っていたなら、それなりに使える術者に育てることもできるだろう。
そんな思惑の透けた申し出を拒否する理由は、当時の明仁にはなかった。
しかし、勘当したと言いつつも、以前から薫子が入り浸っていた三条家の東京屋敷には、結局のところ「当主の妹」である彼女に意見できる者などいなかったのだという。
常に茜だけを伴い、三条家直系の者として尊大な態度で現れ、不義によって生まれた赤子など最初からないもののように振る舞う。
そんな薫子の様子に、三条家の家人たちもいつしかそれが当然のことであるかのように慣れてしまったのだ、と。
ひとは見たくないもの、考えたくないことからは目を背けて生きるものだ。
どんな疑問も不自然さも、続けばそれを疑問とも不自然とも思わなくなる。
そんな人々の無責任さと、何より「母親である薫子がそばにいる」という現実が、周囲の目を優衣から遠ざけ続けた。
――今から思えば、薫子と茜がフランスへ旅立ったときが、ひとつの契機になり得たのかもしれない。
しかし、佐倉家にとっては「三条家の子」でしかなかった優衣に、心を向ける者はいなかった。
そして三条家にも、一度も姿を見たこともなく、まして薫子から「なんの才もない」と断じられていた子どもを、今更気にかける者はいなかったらしい。
あの日、明仁が西の地からすべての術者を引き上げさせたのは、ほとんどただの八つ当たりだ。
表向きは勘当したと言いながら、薫子に対してさまざまな援助を続け、彼女の勝手な行いで一般市民に迷惑をかけては尻ぬぐいに奔走していた三条家のやりように以前から少々苛ついていたとはいえ、今から思えばかなり大人げないことをしたと思う。
……そんなことを言ったら、妻の翠蘭からは「あなたに大人げなんてものがあったことがありますか」と呆れられるような気もするが。
あのときは薫子をそのように甘やかし続けた三条家を、半ば以上本気で潰すつもりだったのだ。
さまざまな行事のたび、素知らぬ顔で茜を伴って佐倉家を訪れ、誰かに下の娘はと問われれば「佐倉家の血を持たぬ娘を、こちらに連れてくるわけには参りませんので」と、当然のように答えていた薫子。
そのたび、よくその顔を堂々とこちらに見せられるものだ、とツラの皮の厚さにいっそ感心したものだ。
とはいえ、それも茜をひとりで佐倉家に寄越すつもりはないという意思表示のつもりなのだろうと、特に気にすることもなかった。
だがそれは、年末年始の華やかな宴、四季折々の茶会、一族のさまざまな祝い事の席に彼女たちが訪れるたび、優衣があの家にひとり置き去られていたということだ。
幼い子どもがたったひとり、何日も家に取り残され、どれだけ心細い思いをしたかと思えばそれだけでも胃の腑が焼けつくような心地がした。
――そしてその後、調べを進めて上がってきた報告書に記されていた現実は、明仁たちの理性を吹っ飛ばすには十分すぎた。
同じく自分の孫である皓が両親に慈しまれ、厳しくも温かな愛情に包まれて育つ姿を、明仁はずっと見守ってきた。
それは佐倉家にとってこの上ない喜びであり、すべての幸福の象徴ですらあった。
なのに、そんな皓と同じように愛されて育つべきだった小さな娘が、実の母親と姉から虐待を受け、その顔から一切の表情を失うほどに傷つけられていたことを知った。
自分たちが優衣の心をどれだけ傷つけてしまったのかを思えば、今更身内として名乗りを上げることなど、とてもできまいと思った。
けれど。
『こん――にち、は』
どれだけ罵倒されようと、詰られようと構わない。
それでも、一目だけでも姿を見ることが許されるのなら、と訪れた小さな家。
その扉を開き、ぎこちなくそんなことを言った優衣の姿を見た瞬間、そんな殊勝な思いなどあっという間にどこかへ消えた。
まるで時間が巻き戻ったかのように、はじめて出会ったときの妻にあまりによく似たその姿に、痛いほどの歓喜が明仁の心臓を埋め尽くした。
孫息子と同じ紫藍の瞳にはただわずかな戸惑いばかりがあって、自分たちは彼女にとって憎まれる価値すらないのだと思い知らされたけれど、それでも。
守ると、決めた。
優衣はまだ幼いといっていいほどに若く、これからいくらだって幸せになれる。
こちらを見るときにはなんの感情の色もない瞳が、そばに寄り添う幼馴染みの少年を見上げるときだけは、幼子のように無防備に柔らかな色を浮かべているのを見て、安堵した。
そんなふうにそばにいてくれる相手がいるのなら、きっと過去の痛みをともに乗り越え、前に進めるだろうから。
それは決して簡単な道のりではないのだろうけれど、ひとは忘れることのできる生き物だ。
どんなに辛いことも、苦しいことも、そばにいてくれる誰かがいれば、いつかは忘れて歩き出すことができる。
だから、忘れてくれればいい。
今すぐには無理でも、どれだけ時間がかかっても、たとえ思い出すたびに胸を痛めることがあっても。少しずつ忘れて、幸せになってくれればいい。
――決して、明仁たちは忘れはしないから。
優衣が覚えたであろう痛みも悲しみも、すべて覚えている。何があっても、忘れはしない。
守るべきだったものを守れなかった、己の情けなさ、不甲斐なさ。
愛おしいものが傷つけられ続けていたという事実そのものが、心臓を深く抉った傷痕。
自分たちが彼女の存在を「知らない」でいたことが、どれほど優衣の心を傷つけていたことか。
そう思うたび、どれだけ己の胸に苦痛と憎しみを生み出すものであったとしても、必ず、生涯覚えている。
優衣を守れなかった自分たちには、そんな罰こそ相応しい。
そう思いながら、今日まで明仁は彼女を見守り続けてきた――のだが。
(っかーっ! 素直に『おじいちゃん』と呼んでくれる孫娘っちゅーもんが、これほど破壊的に可愛らしいモンだったとはのー! 最近はちょいと元気がなさそうで心配だったが、長野からあの坊主が戻ってきとるとゆーし、今頃ぴっかぴかに笑っておるに違いない! うぬぅ、柴田には儂が戻るまで坊主を引き留めておくよう言ってあるものの、とっととさっさとこんな厄介な面倒ごとなど片づけてしまわんとな!)
……今の明仁は、『可愛い孫娘の可愛い笑顔』という中毒性の高すぎる麻薬に完全にヤられている、ただのじじバカであった。
「当主」
危うくかなりとっ散らかった方向に驀進しかけた明仁の思考を引き戻したのは、涼やかな少年の声。
「私は――三条家の当主たる道彦さまが『今までに見たことがない』とおっしゃったというのが、どうにも気にかかります」
「……ああ。そもそも、道彦殿をあれほどまでに追い詰めることができる異形が、そんじょそこらのものであるはずもない。まして――異形たる人、ときたものだ」
はい、と応じるのは、皓の側近候補筆頭にして、静岡を拠点とする高野家の後継、大地である。
今回明仁がまだ年若い大地を随伴に選んだのは、「敵」が京都を永らく守護し続けてきた三条家を、これほど簡単に襲撃してみせたからだ。
古くより京都に根ざしている三条が、この地に元々蠢く異形に遅れを取ることなどはあり得ない。ならばそれは必ず、「外」からやってきたもののはず。
現在そういった「外敵」に対して最も「使える」のが、今のところ祓魔師を育成・輩出する高野家でも随一の力を持つ大地だった。
本来ならば皓も一緒に連れてきたいところではあったのだが、いまだに不安定な優衣のそばから、同じ李家の血を持つ伯凰と皓をともに離してしまうわけにはいかない。
しかし――三条家にこのまま落ちられては困るのだ。
(なんちゅーかこう……。後味が悪いというのかのう)
あの春の日、なんの引き継ぎもなしに西の地から佐倉の術者たちが引き上げた結果、三条家はかなりのダメージを受けた。
冗談抜きに沈みかけた三条家を、どうにか今まで維持してきたのは偏に道彦の手腕によるものだろう。
明仁が今の今まで、術者たちを西に戻していなかったのは――
(いくら面倒だったからとはいえ、ちょいと後回しにしすぎたかの)
――ただ単に、忘れていたからであった。
あれからいろいろと厄介なことがありすぎて、また三条家の方からも何も言ってこないものだから、てっきりそれなりにやっていると思っていたのだ。
改めて考えてみれば、薫子の生家である三条が、何があろうとそうそうこちらへ助力を請うことなどできるはずもないとわかるのだが。
それでも、ずっとこの西を守護してきた三条ならば、こんなふうに当主が倒れるようなことなどあり得ないはずだった。
しかし敵はよりにもよって、三条の本拠地を幾重にも覆う結界をすり抜け、家人たちに気づかれることなく、当主の道彦のみを狙って襲った。
結界を破壊するでなく、まるでそんなものなど存在しないかのように容易く侵入してみせた敵の存在に家人たちが気づいたのは、道彦の寝所が木っ端微塵に吹っ飛んだときだったという。
当然、三条に連なる者に裏切りが出たか、それとも以前優衣が攫われたときのように三条の血を持つ者が利用されたのかと、さまざまな憶測が飛び交った。
一門の総力を挙げてその侵入方法が調べ上げられたが、結局わかったのは敵の正体も、その目的すら謎のままだということだけだった。
唯一敵と対峙した道彦も、あまりに強烈な毒気に蝕まれ、いまだにあのように床も上げられぬ状態だ。
佐倉の術者が京に配されていたとしても、そんな敵の襲撃に何ができたとも思わない。
しかし、その後逃亡した敵を、混乱状態に陥った三条は完全に見失ってしまった。
もし佐倉の人員が京都に揃っていたなら、今、敵に対してなんの情報も得られていないということだけは、きっとなかった。
だからこそ、明仁は自ら京都を訪れた。
佐倉は三条を見捨てない。
そう、はっきりと内外に知らしめるために。
……それは別に、改めて西へ派遣する術者の編成だの根回しだの予算組みだのが面倒だったからではない。ないったらない。
その辺は今頃、事務処理に長けた息子の貴明がソツなくこなしていることだろうし、近いうちにこの地に再び佐倉の術者たちが配置されることは既に決定している。
だが、それを待っていて手遅れになっては困るから、明仁は大地とほか数名の術者たちを伴って一足先にやってきたのだ。
明仁は、軽く目を眇めた。
「……おまけに、こうして見てみても京は以前と何も変わっておらん。それほどの異形が潜んでいるというなら、少しは澱みが増しておってもよさそうなものだが」
「はい」
大地の声にも、わずかに戸惑いが滲んでいる。
この地に暮らす人々、この地を訪れる人々の紡ぐ祈りの波動は、今も確かに正しい流れに沿って緩やかに満ちている。
それは、たとえ当主が倒れようともこの地を守護するという、三条の矜恃が為しているものなのだろう。
だがそう言ったところで、少しはそこにあるだろうと予想していた綻びが、わずかも感じられないというのが逆に気になる。
何かを考えるような沈黙ののち、大地が静かに口を開いた。
「異形でありながら人。そう道彦さまに言わしめるほど完璧に気配を消し得るものであれば、確かに今の状況も不思議ではないかもしれません」
「ほう?」
視線だけでその根拠を求めると、大地は淀みなく答える。
「はい。私はいまだ目にしたことがありませんが、先々代の記録の中に、そのような魔を祓ったという記述がありました」
「……そうか」
外の世界とは時間の流れが異なっているような、静寂に満ちた庭。
それを眺めていた明仁の瞳が、すぅ、と細くなる。
「大地」
「はい」
「やれるか」
「はい」
短く応じる声に、迷いはなかった。
「よかろう。此度の件、おまえに全権を与える。――ただし」
ゆっくりと振り返り、大地のいまだ幼さの残る秀麗な顔に視線を当てる。
若者に経験を積ませるのは必要だが、こんなことで若い命が失われてしまうなど、明仁は断じて許すつもりはない。
まして大地は、皓の兄弟同然の幼馴染みにして、側近候補の筆頭である。
皓にとって――否、佐倉にとって、決して失われてはならない少年だ。
三条を軽んじるつもりはさらさらないが、大地ひとりと三条ならば、明仁は迷わず大地を選ぶ。
「引き際を知らぬ男は、佐倉にはいらぬ。よいな」
「……はい。承知しております」
今まで幾度も告げた言葉に、大地は深く頭を下げた。




