第八話:妙なやつ・・・?
さてさて、今回もまた〜り更新です!
ではでは・・・
「ふん・・・どうした、それがあんた達の実力か?」
二人に加勢したものの、どうもジンは遅れをとっている。
「最近あまり戦ってないからなぁ・・・腕が鈍ったよ・・・それより」
そう言ってジンの一点を指差した。
「あいつ・・・どうするつもりだ?」
そこにはそりのような物に乗った人(?)がいた。
「ん〜・・・どうします?」
「一発撃ってみろ」
はいは〜い、と笑顔で答えてアリオンはそいつに銃口を向ける。
バン!と、いう銃声と共にとてつもない速さで弾は飛んでいった。
「あれ・・・?おっかしいなぁ」
弾は確かにあいつの額には入ったはずだが、まったくといっていい程あちらは微動だにしていない。
「・・・!来るぞ!!」
そりを操ってそいつは降りてきた。上半身は裸で、筋骨隆々の言葉そのもののような男だ。
「てめぇ、このボルト様に向かって撃ってきやがったなぁ?!」
右手に弾丸を握り締めていた。額はまったくと言っていいほど無傷。狼といい、こいつらは只者じゃない。
「ははは・・・痛くなかったんですか?」
「バカ野郎!この程度で『痛い痛い』言ってられっかぁっ!」
かなり強気なやつだ。
「ふぅん・・・けど、どうしてこんなことを?」
「そりゃあおめぇ・・・プラ様の命令で定期便を襲撃しろと・・・あ、言っちゃいけねぇンだ」
口を滑らしてしまい頭をボリボリとかいた。機械なのに頭は悪いようだ。
「・・・まぁ、てめえらが消えてくれればそれでいいってことだ!」
拳同士を思い切りぶつけた。戦うつもりだろう、三人も身構えた。
「うらああああああ!!!!」
物凄い声と共にジンの前に飛び出した。体からは考えられないスピードだ。さらにそこからアッパーを仕掛ける。
「ぐぅっ・・・!」
防いだつもりだが力負けでジンは高く飛ばされた。
「おらおらおらおらぁ!!!!」
次はアリオンに向き直り突進する。一方、アリオンは飛び上がり銃を乱射する。
「ふん!そんなおもちゃで何ができるってんだぁっ!!」
と、飛び上がりアリオンの頭上まで来たところで拳を振り下ろした。華奢な体のアリオンは、なすすべもなく地面に叩きつけられる。
「う・・・っ!!」
思い切り叩きつけられて声も出ない。ボルトはようやく降りて、今度はリュートに向き直る。
「・・・後はお前だけだぜぇ?」
「ふん・・・・戦いの最中に余所見とは随分余裕のようだな」
リュートが指した方向に振り向いた時には遅かった。
「うごぉっ・・・!!!」
「この程度でやられるほど弱くはないよ」
ジンの剣が深々と突き刺さっていた。そのまま右になぎ払い傷口を広げる。そこからは血は出ずにコードが数本出てきた。アリオンもふらふら立ち上がった。どうやら無事らしい。
「て、てめぇっ!!!」
殴りにかかったものの不発に終わってしまった。
「ちっ・・・少しは出来るじゃねぇか」
「いやぁ、でも痛かったですよ?」
頭をさすってはいるが、アリオンの顔には笑顔があった。さすがに頭が悪いボルトでも不利なのがわかった。
「・・・ここは引かさせてもらうぜ」
口笛でそりを呼び戻し、颯爽とそりに乗り込んだ。
「次に会えるのを楽しみにしているぜ!」
「あ、何処にいるんですか?」
「トラッシュキャッスル!」
そういい残し、彼は手下と共に去っていった。
さてさて、今回も始まるかも・・・?蛇足こぉ〜なぁ〜(ぁ
護「ただいま現場(?)はアネルさんによって占拠されております・・・(汗)」
アネル「んん?!」
護「ひぎぃっ・・・い、命だけはぁッ」
アネル「な、何怖がってんのよ。別に取って喰おうって訳じゃないのに・・・」
アネル(こくり)
護「ほっ・・・」
アネル「・・・今回はボスっぽいのが出てきてるけど・・・弱いじゃないの」
護「え?・・・あ、それはですねぇ・・・ま、お互い小手調べってことで」(滝汗)
アネル「えぇ〜?技の一つも出してないのに??」
護
アネル「そっか、じゃあトラッシュキャッスルで決戦が・・・」
護「わー!!!!わー!!!!!!!!」
アネル「なっ、何よ?!」
護「わぁーーーー!!!!!・・・って、そんな事いっちゃダメじゃないですかっ!(怒)」
アネル「あははは・・・ま、未遂だからいいじゃん(笑)」
護「はぁ・・・ま、いいっか。そろそろお開きにしましょうかぁ」
アネル「あ、了解・・・?」
護「?」
アネル「わ、私のキャラが変・・・」
護「え?・・・ま、作者にもいろいろあるのさ、ははは(冷や汗)」
アネル「・・・もぅ」
護「ま、今回の題名も『妙なやつ』ですし(笑)」
アネル「な、なんですとぉ!!!(怒)」