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プロローグ

多少グロテスクな表現があるかもしれません^^;

「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」

シェイルが長い黒髪をなびかせて走ってきた。

「ん?どうかした?」

やる気のあるような無いようなふにゃふにゃ声でアルは振り返る。

「もう…ちょっと、こっち来て!」

こちらは怒っているような嬉しいような何ともいえない表情。シェイルに手を引かれ、たどり着いた場所は綺麗な花畑だった。あまりの綺麗さに驚いてポカンと口を開けているアルを尻目に、シェイルはニコニコ笑った。

「どう?すごいでしょ、おにいちゃん」

「わぁ…すごいなぁ、よく見つけたね」

エヘンと、咳払いをしてシェイルは胸を張ってみせた。

「お兄ちゃんと違って、へなへなじゃないもん!」

「へなへなで悪かったなぁ…」

少しへこむ兄を押しながら寝転がした。

「まぁまぁ、それがお兄ちゃんらしくていいんだけどね」

シェイルも隣に寝転び、お昼寝タイムとなった。

アルが目覚めたのは夕方だった。シェイルはとっくに起きて兄を揺すっている。

「お兄ちゃん、お兄ちゃん…そろそろ帰ろ?」

ようやく起き上がり、二人は手をつないでもと来た道を戻った。

「今日も楽しかったねぇ」

「うん!やっとお兄ちゃんにあのお花畑見てもらえたし…今度は何見たい?」

見つめるお互いの顔は笑顔と希望に溢れかえっていた。しかし次の瞬間、その顔が恐怖の色に染められていった。

「お、お兄ちゃん…あれ」

ようやく森を抜けていつもの村に帰ったはずだったが、様子が違った。家々が燃え、至る所に血が飛び散っていた。

「に、逃げなくちゃ!」

「で、でもお母さんが…」

尻込みをするシェイルを無理矢理引っ張ろうとするが、自分も足がすくんでうまく歩けない。

「…何をしている」

振り返ると真っ黒な服に真っ黒なフードを被った人がいた。声や背格好からして男の人だろう。手には血塗られ、異様な形をした剣が。

「え…あ…」

パクパク口をしているうちにも男は近づいてくる。目の前まで来ると男は二人に剣先を向ける。シェイルに向けていると、刀身が青白く光り始めた。

「お前か…こいつは俺が貰うぞ」

男はシェイルの腕を掴んでそのまま歩き去ってしまった。連れ戻したいがあまりの威圧感に何もできなかった。言葉も発せないまま呆然とシェイルが連れ去られていくのを見るしかできなかった。

「おにいちゃぁ〜〜ん!!!」

泣き叫ぶシェイルが徐々に遠ざかっていく。それにつれて自分の意識も遠のいてしまった。

えっと、ようやく書き始めました^^;やっぱりまだまだですね↓↓これからもっとがんばりますっ! 題名は適当なのでもし良いのが見つかったら変更するかもです・・・ではっまた今度!

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