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朝の出来事

今日も会社だ。最近うちの会社うまくいってないんだよなあ、と思いつつ家を出て、いつも通り会社までの道を歩いていたら、女子高生が

私の横を疾風の如く駆けていった。ああ、遅刻したんだなと思ったら。その女子高生が前でズザザーっと転んだ。道はもちろんアスファルトである。

怪我をしてないかなと駆け寄ってみたが、やはり田舎の女子高生と違ってスカートは膝丈だから、右膝に大きな擦り傷がある。当然痛いのだろう、涙目になりながら、座り込んで傷口をティッシュで押さえ込んでいる。あまりに痛そうなので傷口を見せてもらう。流れる血が止まらない。

とりあえず持っていた絆創膏を渡すと、女子高生は安心したのか、少し笑顔になって、右膝に絆創膏を貼り、「ありがとうございます」とぺこりと頭を下げ、右足を引きずりながら歩いていった。今時礼儀知らずの女子がおおいなか、まだ礼儀正しい子もいるんだなと思い、少しよい気分になった。よし、今日の仕事は頑張れそうだ。



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