ティーチングファイト! これがヴァトライドだ!
登場人物紹介
忍澤 未夜美
性別女身長160cm年齢15歳
黒い髪をハーフアップにした緑の瞳の美少女。南ヶ丘学園中等部の3年で、一輝、剣とは幼馴染。
「「コントラクトオープン ヴァトライド!」」
「赤属性、「ルアード"THE・ソードワイバーン」!
「赤属性、「輝きの竜 シャイニングドラゴン」!」
剣のティーチングが始まる。
「ターンの流れを教えて行くぜ。まずは『スタートフェイズ』。『ドロー』つまり、山札の上から1枚を手札に加える・・・んだけど、先行の1ターン目はドローできないんだ。」
「俺のターンから、ドローできるってことだな。」
「そう言うこと!次に、『エネルギーフェイズ』。エネルギーが+1される。これは盤面外の数値だから、ファイティングステージ以外でのファイトでは、ちゃんと記録してないとダメだぜ?」
「OK。」
「『エネルギーフェイズ』次は『メインフェイズ』。『モンスター』をコールしたり、『ノーマルオーダー』や『セットオーダー』をプレイしたり、『アイテム』を装備したりできるんだぜ!」
「ああ・・・ああ?」
わかっていない様子の一輝。
「まあ、やってみせるか。「時効符:THE・Future!!!」をプレイ!」
手札からオーダーカードを公開する剣。
「このオーダーの能力により、エネルギー+1して、山札から、【Generation・DRIVE】って能力を持つ、種族が《未来竜》のカードを1枚まで探して、公開して手札に加えるぜ!」
剣は、「ルアード"THE・ソードワイバーン」を公開する。
「使ったオーダーは、基本的にドロップ行きだ。」
「オーダーはそうやって使うのか。」
「次はモンスターをコール!四角が5つつ並べてある場所を『場』と言う。そしてこの四角一つ一つが『エリア』だ。このエリアにはモンスターやアイテムを1枚づつ置ける。そして、モンスターを置くことを『コール』って言うんだ!」
手札から1枚をエリアに置く剣。
「「鍛治の未来竜 ムニエル」をコールだ!」
金槌を持った黒い竜が現れる。
「ファイティングステージでのファイトは、こうやってモンスターのアバターが現れるんだ!大迫力だぜ!」
興奮する剣を他所に、学習する一輝。
「モンスターはそうやってコールするんだな。」
「それだけじゃないぜ・・・能力発動!ムニエルが場に出た時、手札から1枚を捨てることで、山札の上から5枚を見て、種族が《未来竜》のアイテム・・・「未来剣 ワイバーンブレード」を手札に加えるぜ!」
「アイテム!」
武器が描かれたカードを公開する剣。
「じゃ、今加えたワイバーンブレードを装備。モンスターと同じ様にアイテムカードをエリアに置くことで装備できるぜ!ただし、場にアイテムは1枚だけしか出せないんだ。」
「アイテムは1枚だけ、覚えた。」
「よし!じゃあ、このターンはこれで『バトルフェイズ』に行くぜ!・・・とは言っても、先行の1ターン目はアタック出来ないからな。『フィニッシュフェイズ』。そして、そのままターン終了。お前のターンだ。」
「あ、お、俺のターン!えっと、ドロー!」
ぎこちなくカードを引く一輝。
「エネルギーチャージ!えっと、「ライトリーズ・ドラゴン」をコール・・・「ディライトレイピア・ドラゴン」をコール。能力でエネルギーを1つ増やす。」
「覚えたてとはいえ、堅いなあ!」
「うるせえ!・・・えっと、これでバトルフェイズだ!」
「よーし、バトルフェイズでは、相手の場のカードか、相手自身を選んで、自分の場のカードを横向き、『レスト』することで、選んだ対象にアタック出来る。ちなみに、縦向きの状態を『スタンド』って言うぜ!」
「じゃあ、ディライトレイピアで剣にアタック!」
「受けるぜ!相手自身へのアタックが通った時、アタックしたカードのダメージ力分、相手にダメージを与えるぜ!」
「ディライトレイピアのダメージ力は1だから、1ダメージか。」
「そうだな。ダメージを受けたファイターは自分のライフデッキから受けたダメージと同じ枚数のカードを引く。そして、相手のライフデッキを0にすれば勝ちだ!」
ダメージを受け、剣は自分のライフデッキから1枚引く。
「なるほど、ダメージを受ければ、その分、手札が増えるのか。」
「そう!ピンチがチャンスになる!これがヴァトライドファイトの醍醐味の一つだぜ!」
「じゃあ次は、ライトリーズで剣にアタック!」
「その攻撃はムニエルで『ブロック』だ!」
ライトリーズのアタックに対して、ムニエルをレストする剣。
「『ブロック』?」
「ファイターがアタックされた時、スタンドしているカード1枚をレストすることで、『ブロック』が出来る。『ブロック』したカードにアタックの対象を変更して守ってくれるんだ。」
「なるほど・・・」
「モンスター同士のバトルでは、お互いの戦闘力を比較して、アタックした側の戦闘力が、アタックされた側の戦闘力以上ならバトルに勝利、アタックされたカードを破壊するぜ。ただしバトルに負けても、アタックした側のカードは破壊されないから安心してくれ。」
「戦闘力5000のライトリーズと戦闘力2000のムニエルなら、ライトリーズの勝ちだな。」
「それはどうかな!ムニエルは相手のターン中、戦闘力が+5000されるんだぜ!」
「じゃあ、今は戦闘力7000!?」
「ムニエルの勝ちだな!」
「くっ!『フィニッシュフェイズ』。ターン終了・・・」
「俺のターン!場のカードをスタンド!そして、ドロー!エネルギー+1!」
不敵な笑みを浮かべる剣。
「見てろ、これがコントラクトコールだ!」
先程のターン、手札に加えていた「ルアード"THE・ソードワイバーン」をレストでファイターゾーンに置き、代わりにファイターゾーンに置かれていた「ルアード"THE・ソードワイバーン」をコールする。
「行くぜ!コントラクトコール!
「ルアード"THE・ソードワイバーン」!!!」
『我、未来より来る神!』
「このカードのはエネルギー1を払い、山札の上から1枚を『シールド』として、このカードの下に重ねることでコール出来る!」
「シールド?」
「シールドを持ってるカードは場から離れる時、シールドをドロップに置くことで場に残せるんだ!そして、コントラクトコールするとワンドローできる!」
1枚引く剣。
「行くぜー!バトルフェーーーズ!「ルアード"THE・ソードワイバーン」、【Generation・DRIVE】(心)!発動!」
「【Generation・DRIVE】(心)!?」
「ルアードだけが持つ特別な力だ!」
『剣の場に他の《未来竜》のカードがあれば、ワンドローしてこのターン中、我の戦闘力+3000!』
「何!?合計10000!?」
『さらに《未来竜》のアイテムがあるなら、我がアタックしたバトル終了時、山札の上から1枚をライフデッキに置ける!』
「しかも回復能力ッ?・・・」
「まずはルアードでファイターにアタック!」
『刃の翼を開けてみよ!ワイバーンスラッシュ!』
「ぐあああ!」
翼で一輝を切り捨てるルアード。
「受ける!えっと、2ダメージだから・・・」
一輝はライフデッキから2枚引く。
「バトル終了時、ライフ1回復!さ・ら・に!ルアードは【2回攻撃】を持っている!この能力を持つカードはアタックしたバトル終了時、ターンに1回だけスタンドする!もう一度、今度は俺のワイバーンブレードと同時アタック!合わせろルアード!
『わかっている!』
「同時アタックはアタックしているカードすべての戦闘力と攻撃力、ダメージ力を合算する!」
『再び!ワイバーンスラッシュ!』
「いくぜええええ!!!」
「くっ!受ける!」
ライフデッキから2枚引く。
「残りのライフデッキは4枚か。このターンはこのくらいで勘弁してやろう。ターン終了!」
「俺のターン、ドロー・・・ッ!やっと来てくれたな!」
ドローしたカードを見て嬉しそうな、一輝。
「ディライトレイピアの能力でエネルギー+1。そして俺もコントラクトコール!
「輝きの竜 シャイニングドラゴン」!!!」
『待ち侘びたぞ!一輝!』
「エネルギー2を払ってコールし、登場時、相手の場の戦闘力7000以上のモンスターすべてを破壊!」
『シャイニングブレイザー!』
「ルアードはシールドを使って場に残す。そして、相手のターン中、戦闘力7000のムニエルも破壊だな。」
「さらに破壊した枚数ドロー!」
「ルアードも場には残ったが、破壊はされた、2枚ドローだな。」
2枚引く一輝。
「場にはレベルの合計が5までモンスターを置ける。シャイニングはレベル2だから、あとレベル1以下を1枚出せるぞ。」
「ならもう一体、ディライトレイピアをコール!能力でエネルギー+1。さらに装備、「竜剣 ヴァルテクス」!!!これでバトルフェイズだ!」
「アイテムを持ってたか!」
「シャイニングで剣にアタック!」
『まかせろ!喰らえ、バーンブライト・スラッシュ!』
炎を纏う剣で剣を切り捨てるシャイニング。
「受ける!3ダメージ!」
ライフデッキから3枚引く剣。
「ディライトレイピアでアタック!1ダメージ!」
「くッ!受ける!」
「もう一体のディライトレイピアでアタック!1ダメージ!」
「それも受ける!」
「ライトリーズで剣にアタック!」
「『カウンターオーダー』!「時効符:Zero Damage」!」
青い渦巻き状のエネルギー壁に阻まれるライドリーズ。
「何ッ!」
「受けるダメージを0に!さらに1ドロー!『カウンターオーダー』は自分のメインフェイズじゃなくても、相手の行動に対して使えるんだ!」
「じゃあ、俺がヴァルテクスでアタック!2ダメージ!」
「それはもらうぜ!残りライフ4!次のターンでとどめを刺してやるぜ!」
勝利を確信し、ニヤリと笑う剣。だが一輝は手札に残されたカードを見つめる。
「・・・なあ、『フィニッシュオーダー』って、もしかして、フィニッシュフェイズで使えるオーダーか?」
「ああ、そうだ・・・ハッ!まさか!」
「OK!なら、フィニッシュフェイズだ!」
「や、やめろ!」
「プレイ!「シャイニング・カリバー!!!」」
「何ィイイ!!!」
「俺の場にレベル2のモンスターがいて、相手の場のモンスターが3枚以下で、相手のライフデッキが4枚以下なら、エネルギー3を払って、相手に4ダメージ!」
『我が剣を受け取れ!一輝!』
シャイニングが投げた剣を受け取り、その剣に蓄えられた膨大な魔力と共に、その刃を振るう。
「必殺!「シャイニング・カリバー!!!」」
解き放たれた光の魔力で、剣の残りのライフデッキすべてを吹き飛ばす。
「そ、そんな、初心者にこの俺がああああ!!!」
「俺の勝ちだ!」
勝利のガッツポーズをする一輝。
「くそー!防御オーダーがもう一枚引けてればなあ!それに、ムニエルが破壊されたのも痛かった!・・・どうだった?ヴァトライドファイトは?」
「すげえ面白かった!こんなの初めてだ!」
剣はニヤッと笑う。
「へっ!なら校内無敗を捨てた価値もあったかな?未夜美はどうだ?」
ファイトを観戦していた未夜美に感想を求める剣。
「うん!面白かった!私もヴァトライド始めよっかな!」
「おっ!じゃあ今度は未夜美のデッキ作りだな!」
「シャイニングドラゴン・・・杢代一輝、か。」
ファイトを観戦していた観客達が去る中、一人ギャラリー席に残る男。
『まっさか、あんな初心者が天道剣の無敗を破るとはな!』
「バリフ、ヴァトライドは何が起こるかわからん。あれだけのダメージの中、防御オーダーを1枚も引けなかったのは天道剣の不安だが、運も実力のうちだ。」
『クールだねえ俺の契約者は!でもそれが藤原 海斗って奴なんだよな。」
カード紹介
〇輝きの竜 シャイニングドラゴン
レベル2/戦闘力7000/ダメージ力3
《赤竜/騎士》赤属性
【コスト】:エネルギー2を払うことでコールできる。
【自動】:このカードが場に登場した時、相手の場の戦闘力7000以上のモンスターすべてを破壊する。破壊したモンスター1枚につき、1枚引く。
〇シャイニング・カリバー!!!
フィニッシュオーダー
《ドラゴン》赤属性
【コスト】:エネルギー3を払う。
・あなたの場にレベル2のモンスターがいて、相手の場のモンスターが3枚以下で、相手のライフデッキが4枚以下なら、相手にダメージ4!このダメージは減らない。
〇ルアード"THE・ソードワイバーン"
レベル2/戦闘7000/ダメージ2
《未来竜/神》赤属性
【コスト】:エネルギー1を払い、山札を上から1枚をこのカードのシールドに置く。
【Generation・DRIVE】(心)【自動】:バトルフェイズ開始時、あなたの場に他の《未来竜》があるなら1枚引き、そのターン中、このカードの戦闘力+3000。さらに、《未来竜》のアイテムがあるなら、このカードがアタックしたバトル終了時、山札の上から1枚をライフデッキの上に置く。
【2回攻撃】
〇ディライトレイピア・ドラゴン
レベル1/戦闘4000/ダメージ1
《白竜/騎士》
【起動】:エネルギー+1。この能力は1ターンに1回だけ発動する。
〇鍛治の未来竜 ムニエル
レベル1/戦闘2000/ダメージ2
《未来竜》
【自動】:このカードが場に登場した時、手札1枚を捨てることで、山札を上から5枚を見て、レベル3以上の《未来竜》か、《未来竜》のアイテムを1枚まで選んで、公開して手札に加える。
【永続】:相手のターン中、このカードの戦闘力+5000。




