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忙しそうだしあとにしよう…
月末ということもあり、かなり忙しい。
第二企画室のメンバーはほぼ全員、デスクに着く暇もなくオフィス内を右往左往し、目が血走っている。
まだ新人の域を出られない私は、指示されたことを黙々とやり続ける事しかできない。
自分で解決できそうな事は、多少時間がかかってでも…己の力だけでなんとかするよう心がける。
他の人に迷惑をかけては申し訳ないじゃない?
ようやく仕事が終わったので、上司に確認してもらおうと顔をあげると…めちゃめちゃ大変そうだ。
もう少し余裕がありそうな時に見てもらおうかな、急ぎじゃないし…。
「澤田さん!手あいてるなら手伝って!」
「わかりました」
後回しにしたせいで、まさか三時間の残業になろうとは…。




