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モブ貴族の生存戦略〜貴族に転生したけど滅亡確定なので知識で作品をボコります〜  作者: 猫越岳 凜


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79-シュトルツァ

「今日はイベ日で熱かったんだけどなぁ。どうして俺は馬車に揺られてるんだ?」


「何がイベ日で熱かっただ。金欠で金なんて無いんだから打てないだろ。だから、俺の誘いに乗ったんだろ?」


 結局あの後、俺はナスタジョの要求を受け入れた。そして、たまたま三連休の休み、その休み始めの日を利用して、依頼先であるシュトルツァ領に赴いていた。


「それはそうなんだけど」


 で、この依頼には俺のところからリュボフと俺。そして、金欠で暇を持て余していたルシュキーを捕まえて赴いているというわけだ。


 シュトルツァ領が王都から近い距離にある土地で助かった。

 これが、王都から遠かったら学園を休まざる終えなかったからな。


 でも、あのナスタジョの事だ。そこら辺も加味してこの話を回して来た気もするんだよな。俺の考えすぎだろうか?


「ご主人、暇なのだ!」


「ルシュキーにでも相手にしてもらえ」


「ちょ!なんで俺に振るんだよ!」


 シュトルツァまでの街道は比較的に安全な事もあり、暇を持て余していた。

 それに耐えきれなかったリュボフが、ルシュキーに上に飛び掛かる。


 はぁ。天気もいいし、出てくる魔物も岩犬くらいで、のどかなものだ。

 こんな調子だと眠くなってくる。


 シュトルツァは王都から近い立地にある。しかし、利点と言えばこれだけで特に目立った産業もなく、景色も殺風景なものだ。


 さらに逆に王都に近いせいで、その街道は安全を保たれており、ハプニングが起こる余地がない。

 つまり、暇で暇でしょうがないのだ。


「おーい。エズワルド。一体いつになったら着くんだよ」


「あともう少しで着くから我慢しろ」


「あーあ。こんなに暇ならダンジョン攻略の方がよかったかなぁ」


「文句いうなよ。金に釣られてきたのはお前だろ?」


「ちぇ」


 ま、ルシュキーの気持ちも分からなくもない。俺もナスタジョの圧力がなかったら、今日は家でごろごろしながらリュボフでもモフってただろうからな。


 はぁ。何かここ最近ツイてない気がするのは気のせいだろうか?

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