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「結構な大所帯で来たな」
学園の休みの日に、ルシュキーとダンジョンに稼ぎに来た。ま、主にルシュキーの種銭をだ。
この日、俺はリュボフと奴隷の二人のリズとリヌを連れてきて計4人でやって来た。
つまり、今日はルシュキーを合わせて5人と言うわけだ。
「まあな。今日は稼ぐんだろ?そしたら、戦力が多いにこしたことはないだろ」
「そりゃそうだが。ホントにこいつら戦力になんのか?」
ルシュキーは俺の後ろにいる三人をみて怪訝な表情を浮かべる。
「ご主人!こいつ失礼な奴なのだ!あのちんちくりんの方がどう見ても弱そうなのだ!」
「ちんちくりんってどういう事だよ!」
「まあ、まあ、落ち着いて。リュボフもルシュキーも喧嘩しない。ここは俺の顔を立ててな?それと、こいつらの力なら俺が保証するぞ。ルシュキー」
「そういうことなら……」
「なら、早速攻略と行きますか」




