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70-ルシュキー
「おっはよー!って今日は知らん奴がいるな。マヤ、そいつは一体誰だ?」
マヤ以外の他の誰かが来ないか来ないか待ってると生徒の一人がやって来た。
その人物は、この世界では初めて会うが、画面越しでなら何回も会った人物だ。
「こいつ?こいつは私の代わりに決闘した、頭のオカシイお貴族様よ」
「おいおい、それはないだろ?一応、これでも助けたつもりなんだけど」
「おぉ!こいつがか!お前には稼がせて貰ったよ!ありがとう!感謝、感謝だぜ!」
マヤには謎に貶されて、目の前の妙に距離感の近い、初対面だが昔からの顔馴染みには感謝される。
「まったく……。あんた賭けてた訳?バカルシュキー」
「まぁな!こいつのおかげで、ここ最近の負けが取り戻せたぜ!で、こいつは何ていうんだ?」
「エズワルド・ズ・リグニッキャ。リグニッキャ伯の息子よ。覚えておきなさい」
「そうか、エズワルドか。なら、エズだな!俺はルシュキー、よろしくな!」




