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66-早一週間
学園に入学してから早一週間経った。
なんと!恐るべきことに一週間経って学友と呼べる存在が0である!
これはもはやボッチ確定だ。
(ま、入学してそうそうやらかしまくってるので、自業自得――いや、これ俺が悪いのか?)
今の現状に少し釈然としないが受け入れる。
「じゃ、行ってきます」
学園に向かう前に、寝ているリュボフをバレないようにモフっとく。
ひとしきりモフって満足したので、門をくぐって外に行くときに久しぶりにフェルナンを見た。
フェルナンはあんまり姿を見ないけど、王都で何してんだろうな?自分の領域拡大に注力してるんかね。
ま、こうやってたまに姿が見えるから元気にやっては居るんだろうな。
フェルナンに負けてられないな。
そろそろほとぼりも冷めただろうし、平民側の教育棟に行ってみるか。約束もある事だし。




