60-仲間あつめ
貴族的には、ボニフォーツとの決闘は代償が大きすぎたが、マヤからの提案のおかげで俺としては結果オーライの展開になった。
貴族的な考え方をするのならば、学園の生徒と言ってもたかが平民一人の為に、有力貴族を敵に回すようなバカな真似は本来しない。
だが、このゲームのプレイヤーとしての考え方をすれば、仲間キャラとの接点が出来るのは大きい。
なんせ、マヤ・エンフィルドをはじめ、最初に仲間に誘えるキャラはあっち側に多い。
特に序盤に仲間に誘えて強いキャラが複数人いるのが大きい。
といっても、プレイヤーは平民とか貴族とか関係なしに行動するので、あんまりそういったのは関係ないといえば、関係ないのだが。
特にマヤ・エンフィルドは仲間にしておきたい。それとは別で、壁役として強いキャラであるルシュキー・テールヴェテがいる。彼とは後々を考えて早めに仲良くなって仲間に引き込みたい。
ここらへんの仲間キャラは、本来は主人公が平民で寮生という特性上、ゲームのストーリーを進めていれば勝手に仲良く慣れるんだが、俺がイレギュラー過ぎて、接点がなかったんだよな。
……ま、フィーネに夢中過ぎて忘れてたってのもあるけど。
とにかく!ゲーム序盤で起こるイベントも考えれば、ここで彼らと仲を深めて、パーティーに誘うのは重要だ。
てなわけで、仲間集めをここ数日は頑張っていこう。




