前へ目次 次へ 389/401 387 「そうなのか?」 「はい。ですから、一刻も早く開通させないと」 とても、あの街道が重要には思えないが、職員の表情は真剣そのものだったので、嘘ではないのだろう。 なぜあんな地方に繋がるだけの、何の変哲もない街道を商業ギルドが固執するのかはわからないが、仕事は仕事だ。 受けた依頼を淡々とこなせば問題ないだろう。 どうせ今ここでない知恵振り絞って考えたところで答えは出ないんだ。 仕事に備えてここは仮眠でも取って、依頼が終わったらギルド長にでもそれとなく聞いてみよう。