前へ目次 次へ 377/401 375 「これで一先ずいいか……」 俺は仕方なく鎧を中庭の隅に残置する。 うん。置く前からわかってたけど中々に怖いぞこれ。真夜中に見たら間違いなくちびる。 ま、一先ずどこに置くかの問題は片付いたからこれでよしとするか。 ……夜中に動き出したりしないよな? 「うん。特に何事もなく平穏無事に朝を迎えた」 小鳥の囀りと共に目を覚まして、中庭に向かってみたが、鎧はそこに残置されたままだった。 ま、当たり前と言えば当たり前の話だが、元々魔物だったと考えると何があるかわからないからな。