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「とんだ災難にあった」
「中々、お宝ねぇな?」
「『中々、お宝ねぇな?』じゃねぇよ……ルシュキー。危うく死んでたぞ。何とか切り抜けたからいいものを」
「まぁ何とかなったんだからいいだろ?それに、この意味ありげな鍵は手に入ったんだし」
「その鍵が本当に何か意味があればいいんだけどな……。そもそも何の鍵だよそれ」
「さぁ?何かの宝箱の鍵だろ。きっと財宝ザクザクだぜ!ちなみに、何か心当たりないか?エスニェフ」
「僕にはないですね」
はぁ。このアホルシュキー。ダンジョンを出たらしばくか。




