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「ほら、着いた。だから言っただろ?俺に任せとけって」
「うん。本当に着いたな……」
まさか、ルシュキーがちゃんと案内出来るとは思わなくて正直驚いている。
そもそもその前に、本当にダンジョンがあるとは思わなかった。
入り口もわかりにくいし、外観も一見そこにダンジョンがあるとは思えないが、中に入るとそこがダンジョンだとわかる。
「凄いですね。僕、ダンジョンって初めて来ました」
「お?そうなのか。結構危険だから気をつけろよ。ま、俺に任せとけば大丈夫だけどな」
ルシュキーが謎の先輩風を吹かせている。俺はお前が一番心配だよ。




