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あたりから使えそうな木を集めて火をつけて、即席の焚き火を作る。
「ルシュキー……。ちゃんと乾燥してる木を持ってこいよ」
「木なんてどれも同じだろ?エズは細かいな。……アチッ!」
「だから言わんこっちゃない。生木は爆ぜるんだよ。それに火の付きだって悪いんだから」
「はいはい。わかりましたよ。次からは気をつけます。そんな事より、お茶でも飲んでリラックスしようぜ?」
「お茶?そんなものがどこに……」
「ほれ。エズが飲みたいかと思って準備しといたんだよ」
何とも用意周到な奴だ。そういえば、前回も色々気を使ってたなルシュキー。
……その度に何か起きてた気がするけど。




