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ルシュキーの話を聞いて思わず頭を掻きむしる。
はぁ。また厄介な話だな。やっぱり聞くべきじゃなかったか?
てか、そもそもなんでこいつが俺の領内の情報握ってんだよ。
こいつの情報網はどうなってるんだ?
いや、ルシュキーの情報網がどこかなんて分かりきってる。どうせパチ屋で聞いてきたんだろ。
「な、だからエズ。今度一緒に行かないか?考査も終わったことだしさ」
「考査は終わったけど俺の引っ越しが終わってないんだよ。ま、それが終わったあとなら考えなくもないが」
「ほんとか!なら、俺工事頑張るよ」
「はぁ?」
「明日からもここでバイトするよ。ちょうどお金も欲しかったし」




