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「じゃ、もう俺帰るから!今度なんか奢れよな!」
ルシュキーはそう言って、そそくさと帰っていく。
「はぁ。問題は山積みだけど、一先ず俺も帰るか」
この瓦礫が散らかってる惨状をどうするか?
いっその事、色々手を加えて俺好みの家に作り替えるか?
「あ、そう言えば。スヴェトラはどっかの隠し扉から出てきたけど、それがどこにあるのか探さないとだな」
ルシュキーが偶然仕掛けを触ったことで判明した隠し扉。
つまり、この屋敷の何処かには誰も知らない部屋があるという事だ。
こういう隠されたところって興味湧くよね?




