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「なっ!?」
スヴェトラが驚く間もなく、ルシュキーはそのままスヴェトラの首を跳ね飛ばす。
「やけにアッサリと終わったな?」
首をはね飛ばされたスヴェトラは、塵となって消えていった。その呆気なさにルシュキーは拍子抜けしたようだ。
「ま、こんなもんだろ。そもそもスヴェトラは実戦よりも呪いをかけたりとか調略よりの人間だからな。それより!憂いも断てて家も手に入ったし、近い内に引っ越さないとな」
「まぁ、家はこの惨状だけどな?」
折角現実から目を逸らしてたのにルシュキーがわざわざ指摘してくる。
はぁ。修復にどのくらいかかるんだよこれ。




