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「ルシュキー。まだ俺の領土は開発が始まったばかりであれだが、いくつか付帯称号があるのを忘れるなよ?その気になりゃ今すぐおまえをその閣下とやらに出来るんだぞ?」
「え?いや、冗談よ冗談。な、エズ?」
「る、ルシュキー。エズに謝った方がいいと思うよ?」
ルシュキーが動揺してるので毅然とした態度をとる。
「す、すまんかったエズ」
「よし、俺は伯爵だからな?寛大な心をもって許してやろう」
ルシュキーが根負けしたので許す。
でも、こいつに付帯称号の何らかを授与して貴族にするのは面白そうなので、少し考えておこうと思った。
「何だよそれ……」
ルシュキーが何か言ってるが気にしない。




