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休暇明けの学園生活初日は、特に何事もなく平凡に終わった。
「ボニファーツの奴、何か色々言ってた割には何も起きなかったな。それとも、これから何かあんのか?」
ま、考えたところで仕方ない。何かあるなら、それかま起きた時に考えるだけだ。
「ご主人!大変なのだ!」
家に帰るとすぐに、リュボフが慌てた様子で駆け寄ってくる。
「そんなに慌てて一体どうしたんだ?リュボフ」
「大変なのだ!説明してる暇はないから、とにかく一緒に来るのだ!」
そう言われてリュボフに引っ張られて行くと、そこには父さんがいた。




