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「何だかんだではじめて見たな」
「すっごい大きいのだ!」
今日はせっかくなので、昨日はよらなかった教会を見に来た。
ま、ゲームの設定的に現状あまり関わりたくないので、接点をあまり持ちたくは無いが。
それもあって昨日は見に来なかったが、シュドルツェの教会は結構有名だとエズの幼少期の記憶にあったので、どうせなので見に来たわけだ。
「ご主人!ご主人!中に入るのだ?」
「いや、中に入るのはよしとこう」
「どうしてなのだ?入らないのだ?」
リュボフが目に見えてしょんぼりしてるので、苦しい気持ちになるが、教会――というより宗教が厄介なのだ。
だから入って何が起こるかわからない以上、厄介事に自ら突き進む必要性もない。
「ま、このあと美味しいケーキを食べに行くからな」
「ケーキ!それを早く言うのだご主人!すぐに向かうのだ!」
よし!何とかリュボフを慰める事に成功したな!




