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「遅いご帰宅だな?」
「げ……。起きてたのかよ、エズ」
疲れて寝てしまったリュボフを部屋に送り届けて、自室で寝る準備を済ませたが、一向にルシュキーが帰ってこないので待っていた。
で、ルシュキーはというとどこを彷徨いて居たのか、夜も更けた真夜中に帰ってきやがった。
「『起きてたのかよ』じゃないだろ。起きてたのかよじゃ。こんな時間に帰ってきて。ま、何をしてたのか聞かないけど、こっちに迷惑はかからないだろうな?」
「そ、そこは、大丈夫!安心してくれ!」
「 本当かよ?ま、今日はもう寝るぞ」




