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「さて、俺はこっちで設営するから、ルシュキーはリュボフと一緒に焚き木を集めて来てくれ」
「了解。ついでにメシの準備も頼むぜ。それじゃ行こっかリュボフ」
「分かったのだ!ご主人、行ってくるのだ!ちゃんとご飯の用意してるのだ!」
ルシュキーとリュボフを見送り、俺は一人残って今日の寝床の準備をしつつ、食事の準備に取り掛かる。
食事の準備といっても、塩漬けの干し肉と野菜を鍋にぶち込んでスープにして、それに硬いパンを浸して食べるだけなので、あんまりやる事がない。
せいぜい、鍋を出して干し肉を切り分けるくらいなものだ。




