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「あれ?父上もう帰られるのですか?」


家につくと、ちょうど父上が帰る支度をしている最中だった。


「王との話は終わったからな。直ぐにでも領地に戻り準備せねばならん」


「そうですか」


ま、父上とは元々あまり関わりはないし、ティボーも父上と一緒に帰るから悩みのタネが一つ消える。

ただ、勝ち逃げされるのは腹だたしいが仕方ない。


「お前も、ヌワルリェスの件で来るのだろう?だが、せっかく学園に入ったのだから学業もしっかりな」


「はい、もちろん」

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