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「おはよう!エズくん。えっと、何で学園にエズくんのところのメイドが……?」
「早速バレたじゃない!だから言ったのに。どうするのよこれ」
学園を教室に向けてしばらく歩いていると、エフーシャに出会う。
ま、エフーシャにバレたところでどうということはない。
何なら、この前ダンジョンで顔合わせしてるからバレるのは想定内だ。
「そう慌てんなスサンナ。おはよう。今日もいい一日だな。エフーシャ。スサンナは今日は訳あって学園に来てもらってるってところだ」
「そうなんだ。じゃ、僕はこれで。またあとでね!」
そう言ってエフーシャは自分のクラスへと向かっていく。
「な?何とかなったろ?」
そうスサンナに言うが、納得してない顔である。