161/334
159
「久しぶりだな」
「と言ってもまだ半年くらいしか経ってないっすけどね」
ティボーにそう言われてまだ半年しか経ってなかったのかと驚く。
この間に色々出来事があり過ぎた。
「てか、その隣の子ってもしかして友達とかっすか?」
「ま、そうだけど。な!ルシュキー」
「う〜ん。まぁな。どうもお世話になってます」
ルシュキーが挨拶をするとティボーは目を丸くして驚きの表情を浮かべる
「どうしたんだ?そんなに驚いて?」
「いや、エズ様って友達出来たんだなぁって」
「どういうことだよ?」
「だって、シュテルツィヒの旦那のところの坊主に喧嘩売ったんしょ?もう屋敷中てんやわんやしたからね」
マジかよ。俺の行動伝わってんのかよ。