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「で、俺は今回は何に付き合わされてるの?」
毎度毎度の事ながらルシュキーを誘ってやって来たのは、防具屋だ。
今日はとある目的があってやってきたのだ。
「ていうか、エズ。お前俺以外に他に誘う奴いないのか?」
ぐっ!こいつ!痛いところを突いてくる。
誘うって言ってもな〜。俺の交友関係激狭だし。今回の目的でエフーシャ誘うのは気が引けるし。
他の知り合いって、ボニフォーツは知り合いというより一方的に目をつけられてるだけだしな。
はぁ。学園でもう少し頑張るか。
それは置いといてだ。今回の目的をさっさと果たそう。
「別にそれはいいだろ。で、今回の目的だが、防具屋でとある装備を買おうと思ってな」
「というと?俺らの防具ならある程度揃ってるけど?あ、もしかしてヌワルリェス攻略に向けた装備か?」
「いや、期待してるところ申し訳ないが今回は違う。ちょっとビキニアーマーを手に入れようと思ってな。あるんだろ?この街には!」
「お、お前。いや、あるには有るけど。そんなもん手に入れてどうする気だ?」
「いや、スサンナに着せたいなと思って」
「お前……。やばいな」
「いや、でもルシュキー。みたいだろ?」
「そりゃ見たいか見たくないかじゃ見たいけど」
「なら、決まりだな!さっさと行くぞ!」