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「じゃ、俺はここで」
「何だ?今日は素直に帰るんだな?家でメシ食ってかないのか?」
「う〜ん。今日はいいや。また、明日学園で会おうな」
迷い猫を無事に見つけ、ギルドに送り届けて無事に依頼を終える。
途中から無理やり付き合わせたルシュキーは、今日はまっすぐ帰るみたいだ。
ま、色々町中を駆けずり回させたから疲れてるんだろう。
「さて、俺達も帰るか。って、何をそんな不貞腐れてるんだ?スサンナ」
「だって、あたし何にも役に立てなかったんだもん」
何だこいつ?意外と気にしてたのか。可愛らしいな。
俺はそう思ってつい頭をポンポンと撫でてしまう。
ま、猫は無事に見つかったし明日からまた頑張るかな。