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てなわけで、ヌワルリェスへの派遣隊に参加することになった。


「なんか、釈然としないな」


王城をあとにしてルシュキーがぽつりと呟く。

ま、気持ちはわからなくもない。お使いクエストでたらい回しにされてる感あるしな。


それに、元々ルシュキーはこの話を知っててこれで一儲けしようとしてた訳だし。


「ま、納得するしかないだろ。それに今回の件が終わったら報酬も弾んでくれるだろうし」


「う〜ん。それは、俺としてはかなり怪しんでるんだよな。名誉だけ渡されて金はなしってな感じになったりするんじゃないか?エズみたいな貴族はそれでいいのかもだが、俺みたいな庶民は名誉より金だからな」


「何が俺みたいな庶民だ。ただ単にギャンブルの軍資金が欲しいだけだろ」


とルシュキーにツッコんだが、ルシュキーの言い分というか懸念については同感だった。


ヌワルリェス近郊の放棄された土地を何とかしたところで、王国の税収が劇的に解決するわけじゃない。

俺らの王は果たしてどこから金を引っ張ってくるつもりなんだ?


まさか本当にルシュキーの言うように名誉だけ寄越して来るなんて事はないよな?

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