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106 『かねつき』会談

 やはりこの形状、人類には刺激が強いようで一瞬皆の思考が止まった・・・


 やがて思考がもどった『かねつき』の人達は、これは何かの冗談なのだろうかと真剣に思い悩むのだが・・・


 そこに搭載艇から人が降りてきて代表者が、

「初めまして。 現在『第1特務部隊』を指揮している『フヒム・エー』です・・・ 皆さん、上を見上げてどうかなされましたか?」


「失礼しました。 初めまして、かねつき代表の評議会議長『ヤコーブス・メッツァ』です。 そちらの搭載艇に少々驚きまして・・・」


「ああ、最新の反重力推進ですからね。 従来のロケット等の反動推進みたくノズルが無いのです。 初めて見るのであれば驚きもしますでしょう。」


「え、ええ」 (そうじゃない、そうじゃないんだ! 嘘くさいアダムスキー型の外見が・・・ でも、言われてみればノズルが無い、て言うか反重力推進!? 可能なのか? 技術レベルが違い過ぎるだろ・・・)


 心の中で悲鳴にも似たツッコミを入れながらも会議室への移動を促す議長。

 早くもかねつき首脳部には精神的疲労が・・・


 さて、一息ついて改めて挨拶等を行い、本題へと・・・


「地球?、新地球ですか? からの侵略を受けているとの事ですが、次の戦闘時に我々も同行させて頂きたいと考えています。 是非とも許可を出して頂きたいのですが?」


「それは・・・ お尋ねしますが、観戦目的でしょうか? それとも戦闘に参加なさるつもりでしょうか?」


「はい。 此方としては情報収集を兼ねて敵艦と直に接触をしたいと考えています。 そして、話し合いに応じればよし、襲い掛かって来る様なら・・・」


「様なら?」


「さて、どうしましょう・・・ 数を減らしてから拿捕して、情報でも取り出すとしましょうかしら・・・」


「そうですか・・・ 同行は構いませんが、そういう事でしたら先鋒をお任せしても?」


「はい。 ありがとうございます。 先鋒はお任せ下さい。」


「「・・・」」


「では・・・」


「ええ、そろそろ本題へと・・・ ~中略~ と、いった事で現在24番国の経済発展と軍事力強化を進めています。 敵の全容はまだ判りませんが、最悪でも24番国まで撤退できれば、敵の侵攻に対抗できるでしょう。 敵についても、情報収集の為に50個捜索隊を周辺宙域に派遣しており、更に追加で50個捜索隊が間もなく現場に到着する事から ~中略~ で、こちらが今回お渡しするデータチップになります。」

(今回渡した情報は、24番国に渡した物と比べると技術情報が無かったり、同盟各国についての情報精度を下げてぼかしてある物になる。)


「いざという時、逃げられる場所があると言うのは精神的に楽になります。 民衆のストレスもやわらぐ事でしょう。 頂いた情報は今後の方針を決めるのに参考にさせて頂きます。 それで、此方からお渡しするデータについてなのですが・・・ ご要望などありましたら・・・」


「そうですね。 引き続き敵に関する物なら何でも・・・ 後、一般的な情報については、ネットへの接続環境を用意して頂ければそれで・・・ 専門的な情報が必要な時は、その都度話し合いでお願いします。」


「分かりました。 ネットワークの基幹システムは24番国の物と元は一緒ですから、問題無く接続できるでしょう。 後で中継器をお渡しします。」


 こうして、会談は無事に終わった。

 今後は敵に関する情報は共有する事で話がまとまり、敵艦隊の出現を待つばかりとなった。


 そして、平穏な時が少しばかり流れ・・・  その時が・・・



 第037臨時捜索隊から敵艦隊発見の報告を受けて、『第1特務部隊』と『かねつき』の第4、第5艦隊が艦隊泊地から出撃していった。


 そして、合同艦隊は約1ヶ月をかけ敵艦隊に接触した。 


雪が多くて・・・

雪かきが大変です。 すいませんが、明日は投稿をお休みします。

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