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7話 漆黒の森への道のり


 翌日。みんなと食事をとって漆黒の森に向かう準備をする。現在いる場所---カルカードから1週間程、時間がかかる。そのため、食料や武器など準備する。


 2時間ほどで全員の準備が終わったところでソフィーが尋ねてくる。


「ねえ、馬車とかはどうするの?」


「それなら大丈夫だ。俺の知り合いに馬車を貸してくれる人が居るからその人に頼もうと思う」


「そっか! じゃあ早速向かおっか!」


「そうだな」


 俺とソフィーがミルシェやジャックへ相談なしに話を進めてしまったが、二人とも嫌な顔せずに頷いてくれた。


 俺が3人を誘導して知り合い---バミーシャのところに向かう。


「ねえ。その知り合いって人とは何で知り合ったの?」


 なぜかジト目で尋ねられた気がした。


(どうしたんだ?)


 まあ気のせいだよな。そう思いながら答える。


「元パーティの時お世話になった人だよ」


 そう。バミーシャは低ランクの時から手助けをしてくれた人。それに加えていつもパーティで人を見るわけではなく、個々で話してくれていた。


 そう思っている間にバミーシャのいる場所に着く。


「ここ?」


「あぁ」


 一軒家の周りに馬がたくさんいる。俺たちはその一軒家に入ろうとした時、かすかな声が聞こえた。


「レ...」


「ん?」


 呼ばれたと思い周りを見渡す。すると茶色の髪を揺らしながらバミーシャがこちらに走ってくるのが見えた。


「レオンどうしたの? みんなはどうしたんだい?」


「あのパーティから追放されてさ。あはは。それよりも馬車を貸してほしい」


 俺が言った言葉に対してバミーシャが少し険しい顔をした。


「そりゃあ災難だったね。でもわかっていたよ。最初こそ仲がよさそうだったけどここ最近はあんまりって感じだったから」


「わかってたんだね」


 やはりこうなることが見抜かれていたか。


「そりゃあ長い付き合いだからね! それで後ろの人たちが新しいパーティってこと?」


「そうだよ!」


「そっか。まあレオンならいろいろなところからオファーが来るのは当然だと思うからね」


「え? そうかな?」


 バミーシャが言う言葉に驚いた。なんせ元パーティメンバー---ロイドには使い物にならないと言われていた。だから昔から絡みがある人にはそう言われると思っていた。


「そうだよ! でもよかったじゃん! それよりも馬車だよね?」


「うん。頼める?」


「いいよ」


 そう言ってバミーシャが2頭の馬を連れてきた。


「この子たちは私の中でもトップクラスの馬たちだから貸してあげるよ! お金はまあ任せるよ」


「「「「ありがとう(ございます)」」」」


 するとソフィーがバミーシャに話しかける。


「この度は馬車を貸していただきありがとうございます! それでレオンとはどのような関係で?」


「どのような関係も何も、ねぇ? レオン?」


「え? 俺に言われても......。しいて言えば仕事仲間?」


 そう言うとバミーシャは少し機嫌が悪くなった。


「この子をからかいすぎたね! レオンが言う通り仕事仲間だよ!」


「あ、そうですよね......。不躾な質問をしてしまいすみません」


 なぜかソフィーは顔を少し赤くしていた。


「いいよ。それよりもレオンを頼むよ」


「はい!」


 バミーシャがそう言って馬車を貸してくれた。俺たちはバミーシャにお礼を言ってこの場を後にした。その時後ろの方から声がうっすら聞こえたがなんて言っているのかわからなかった。


「レオンを......、あのパーティはもう終わりだね」


 そして漆黒の森に向かい始めた。4人で交代交代をしながら向かう。向かっている途中で何度も戦闘が起きるが、どれも雑魚モンスターであるため、近距離ならソフィーかジャックが倒し、中遠距離なら俺とミルシェが倒す。


 そして難なく漆黒の森付近まで着いた。


(空気が重い)


 そう思わされるほど、あたり一面が霧であった。それに加えてモンスターも強くなっていた。最初に戦っていたモンスターはせいぜいDランク以下だったが、ここ最近はCランクモンスターばかりが出始めた。


 一応はみんな疲れることなく倒してはいるが、やはり最初に比べて倒すスピードが落ちている。やはり漆黒の森付近というべきか。モンスターが強くなっているのもそうだが、霧のせいで視界が見えづらくなってる。


 そして到頭、漆黒の森に到着した。


(やっと始まるのか)

読んでいただきありがとうございました。

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