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3話 新たなクエスト


「それでカナンさん、チャイザさん。何かオススメなクエストはありますか? できればAランクモンスター討伐のクエストでお願いします」


 二人に尋ねると、すぐさま裏方に行ってくれて提示してくれる。


「これとかどうですか?」


 渡されたのは、ロックちょう討伐クエスト、アンデットキング、オークキングの3つだった。シャーロット以外の全員がロックちょうの紙を見ていた。


「ねえロックちょうとかどう? あの時は苦戦したけど、今はシャーロットも加わってくれたことだし前より倒しやすくなってるんじゃない? それに今の私たちの実力もわかるし」


「そうね。私もいいと思うわ」


「そうだな」


「いいよ」


 まあ俺もこの3つならロックちょうを選ぶ。アンデットキングやオークキングはまだ戦ったことがないため、情報が少ない。だから前もって情報を集める必要がある。でもそんなことしているより、今まで戦った敵を倒した方が効率もいいし、実力もわかると思う。


「シャーロットはどう?」


「私はみんなに任せるわよ」


「じゃあ決定ね!」


 そしてカナンさんにロックちょうのクエストを渡す。


「ロックちょうにするのですね。了解いたしました。ではくれぐれも気を付けてくださいね」


「「「「はい」」」」


 そう言ってギルドを後にした。


「じゃあいつも通りバミーシャさんのところに向かお?」


「いいけど一つ提案いい?」


「うん。何?」


「みんなでお金を出し合ってバミーシャから馬車を買わないか?」 


 今後も馬車が必要になるのは目に見えている。今後も借りる予算を考えるなら、今のうちに馬車を買った方がいいと思った。


「私は良いけど、みんなは?」


 ソフィーが全員に尋ねると、みんな頷いてくれた。


「俺はいいぜ。馬車一台持ってるだけで今までよりもスムーズに進むしな」


「私もいいわよ」


「逆に今まで持っていなかった方が私は謎でしたよ?」


「じゃあ決定ね! でも馬車ってどれぐらいするのかしら?」


 安い奴だとBランク冒険者半月分、高い奴だとSランク冒険者1ヶ月分はする。低ランク冒険者なら手の出しようがないが、今の俺たちなら十分買えると思った。馬車の値段の差は馬の成長度と馬車単体の強度、そして内装などが関わってくる。


「そこはバミーシャに交渉してみよう」


「そうね」


 そう言って俺たちはバミーシャのところに向かった。いつも通りバミーシャがいる家に向うがそこにはいなかった。


「いないね。留守かな?」


「どうだろう?」


 バミーシャのことだから遠い牧場にでも行っているのかもしれないし。だから少しこの場で待つ。すると案の定バミーシャが遠くから少し小走りでこちらに向かってきた。


読んでいただきありがとうございました。

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