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マイナーゲーム世界で人生を切り拓く〜気がつけばそこは、誰も知らないドマイナーソシャゲの世界でした〜  作者: 潟湖
初めての夏休み

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第768話 ハンザの要望

 作者からの予告です。

 本日身内に突然の不幸が起き、しばらくの間更新が滞るかもしれません。

 予告無く更新をお休みする日もあると思いますが、何卒ご容赦ください。

 その後はライト達の紹介等和やかに話が進んでいった。


「ほう、ライト君はレオニス君が養育してるのか。レオニス君に養い子がいるというのは聞いていたが、君がそうなのだな」

「はい、ぼくも将来はレオ兄ちゃんやバッカニアさん達のような、立派な冒険者になりたいです!」

「おお、バッカニアが小さな子供達にも人気者だというのは本当のことなのだな!」


 レオニスだけでなく、ライトの口からもバッカニアの評判を聞いて嬉しそうに笑うハンザ。

 息子の成長を他者から聞くのは、親にとって嬉しいものである。


「そして、ラウル君はレオニス君の屋敷の執事兼冒険者仲間とは……レオニス君が誰かとパーティーを組むとか、珍しいことがあるものだとは思ったが……なるほどなぁ」

「うちのご主人様についていくと、いろいろと面白い経験ができるんでな」

「では、我がヴァイキング道場にて入門体験でもしていくかね?」

「いや、俺はそれよりこのたまごボーロの作り方を知りたい。家に帰ったら、ムニン達のご飯として作ってやりたいからな」

「おお、そうか、では後ほどたまごボーロの作り方のレシピをお教えしよう。これもまた我がヴァイキング道場の秘伝ぞ」


 ライトに続き、ラウルもまた和やかに会話を交わす。

 こんな時でも『たまごボーロのレシピを教えてくれ!』とは、実にラウルらしい。

 きっとムニン達が喜んで美味しそうに食べているのを見て、この絶品たまごボーロの作り方を覚えたい!と考えたに違いない。


「そしたらレオニス君、良かったら午前中の一時間……いや、三十分だけでもうちの者達に稽古をつけてやってくれないかね?」

「ン? ンー、まぁ三十分くらいならいいかな……ライト、ラウル、もう少しここで寄り道していってもいいか?」

「うん、ぼくもレオ兄ちゃんが稽古をつけているところを見たい!」

「そしたら俺は、その間にたまごボーロのレシピを教えてもらってくるわ」


 ハンザから、道場での稽古話を持ちかけられたレオニス。

 今日はそんなつもりでこの道場を訪ねたのではなかったが、三十分程度の稽古なら時間的には余裕だろう。

 そしてラウルはラウルで、レオニスが道場で稽古をしている間にお目当てのたまごボーロレシピを伝授してもらうつもりらしい。いつものことではあるが、本当にちゃっかりとした妖精である。

 ライトとラウルの承諾を得たレオニスは、ハンザの申し出を受けることにした。


「よし、じゃあ道場で一汗かいてくるか」

「おお、引き受けてくれるか!コルセア、道場にいる門下生全員をすぐに道場に集めろ!全員の支度が出来次第、ここに呼びに来るようにな」

「はい!」

「マレー達も急いで支度しろ!久しぶりにレオニス君に稽古をつけてもらえるんだ、お前達の腕が上がったところを見せてやれ!」

「「「はいッ!!」」」

「ナッソーはこちらのラウル君を厨房に連れていってやってくれ。今日の厨房担当に、たまごボーロの作り方を教えるように伝えたら、お前も道場に行くように」

「はい!」


 弟子達に次々と指示を出すハンザに、コルセア達も気合いの入った返事をする。

 ハンザとレオニスに向けて一礼した後、応接室をバタバタと駆け出していくコルセア達。

 そしてラウルもナッソーとともに厨房に向かうべく、応接室を出ていった。

 コルセア達のバタバタとした足音が遠ざかり、静かになった応接室でレオニスとハンザは再び会話を始める。


「連絡もなしにフラリと立ち寄っただけなのに、何かすまんな」

「何の何の!三年ぶりに訪ねて来てくれた友の来訪だ、我等とて再会を喜びこそすれ疎む訳がなかろう?」

「そっか、そう言ってもらえるとありがたいな」

「とりあえず、向こうの支度が整うまでここでしばしゆっくりと過ごそうじゃないか」

「ああ、それがいいな」


 レオニスと会話をしながら、ムニンとトリスのお猪口のお茶を注ぐハンザ。

 有名道場の主が、鳥用のお猪口に急須でコポコポとお茶を注ぐ図というのも、なかなかに珍しい光景である。

 コルセア以下門下生達の準備が整うまで、しばしの歓談を楽しむライト達だった。

 本日の前書きにも書きましたが、今日の昼に父方の伯父が交通事故で亡くなったという知らせを受けました。

 信号機のある横断歩道を青で渡っていた時に車に轢かれて、ドクターヘリで緊急搬送されたけど助からなかったらしいです。

 同県内に住む伯父で、いつも四季折々の野菜を大量に育てては私におすそ分けをくれていた、優しくて頼もしい伯父でした。


 姪である私のこともいつも可愛がってくれて、野菜を収穫しては妻である伯母に「おい、潟湖に野菜を取りに来るように電話しろ」と真っ先に私の名を上げてくれていたという伯父。

 私も伯母からかけられた電話一本でホイホイと呼び出されては、野菜をもらいに行きがてら伯父と伯母の顔を見に行ったものでした。


 そんな風にとても世話になった伯父が、今朝まで元気に生きていた伯父が、車に撥ねられて今はもうこの世にいない人になってしまっただなんて、今も信じられません。何で、どうして……突如命を奪われたという、あまりにも理不尽な訃報に本当に涙が止まりません。


 拙作の作風は基本的にほのぼののんびり世界なので、作者自身が悲しみに暮れて沈んだ気持ちでいては、今までのように楽しい内容で毎日更新し続ける自信がありません。今日の更新分も訃報を聞く前に書けた分だけで、本当に文字数少なくて申し訳ないとは思うんですが……これ以上先を書き続ける気力が出ませんでした。

 この先お通夜やらお葬式もありますし、しばらくは不定期更新もしくは更新しても文字数少なめになるかと思いますが、何卒ご容赦ください。

 何とか十日くらいで本調子に戻ってこれるよう頑張ります。

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― 新着の感想 ―
[一言] この度は御愁傷様なことで、心痛に御身を損ねられぬよう、ご自愛くださいますようにお願い申し上げます 見知らぬ間柄ですが、伯父様のご冥福をお祈りいたします お身内のご不幸が癒やされるにはお時間…
[一言] お悔やみ申し上げます。 毎度更新を楽しみにしているので 潟湖さまのペースで戻ってこられるのをお待ちしております。
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