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マイナーゲーム世界で人生を切り拓く〜気がつけばそこは、誰も知らないドマイナーソシャゲの世界でした〜  作者: 潟湖
黄金週間

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553/1681

第553話 最も身近な女性陣

 作者の時間的都合により、本日は文字数少なめの更新となっています。

 申し訳ございませんが、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。

 東の塔のスタンプも無事ゲットし、ラグナロッツァの屋敷に戻ったライト達。

 屋敷に着く頃には、すっかり日も落ちて夕闇が迫っていた。


 ラグナロッツァの屋敷で皆で晩御飯を食べる。

 といっても、昼間にお祭りフードを結構食べ歩いたので、そこまでお腹は空いていないが。

 今日の晩御飯は軽めにして、食卓を囲みながら皆で語らう。


「はー、今日はすっごく楽しかったー!」

「レオニス殿、ライト殿、ラウル殿。我等母娘を快く受け入れてくださり、本当にありがとうございます」

「いやいや、そんなに気にしなくていいさ。こうしていつもより賑やかなのも楽しいもんだしな」

「そうですよ!それにこれは、皆さんが人化の術を習得するためのお手伝いでもありますからね!」


 いつも以上にご機嫌なミサキに、改めてライト達に礼を言う律儀なアラエル。

 そんなミサキ達に、ライトが問いかけた。


「ミサキちゃんもアラエルさんも、人族の女性がどのような外見をしているか、分かりましたか?」

「んーとねぇ、今日初めて見たばかりだから、すぐに見分ける自信はまだないけど……人族って、お顔も身体つきもそれぞれ全然違うんだってことが良く分かったわ!また明日も明後日も、頑張ってたくさん観察する!」

「本当に人里は見るべきものがとても多くて、目移りばかりしてしまいますが……私もミサキとともに、観察に精進します」


 人里に出てきて、初日の初っ端から全部理解できようはずもない。だがミサキ達も、初めての人里で見る物全てが新鮮でモチベーションはかなり高いようだ。

 まずは兎にも角にもたくさんの人々を観察し、人族の文化に触れ理解を深めるることが一番大事である。


「できれば街の通りすがりの人達よりも、誰かに引き合わせてじっくり観察してもらう方がいいとは思うんだけど……ねぇ、レオ兄ちゃん、ラウル、誰か紹介できそうな人いないかな?」

「んーーー……マキシがこの見た目だから、ミサキちゃんにはライトの同級生くらいでも差し支えはなさそうだがなぁ」

「アラエルさんにはアイギスのカイさんなんかが良さそうだが、今はラグナロッツァにいないんだよな?」

「だな。カイ姉達がいたら、是非とも紹介するところなんだが」


 ミサキやアラエルの人化の見本となるような人物がいないか、あれこれと話し合うライト達。

 ラウルの言うように、アラエルは年齢的にアイギス三姉妹が適切だ。だが生憎今のこの時期、彼女達はラグナロッツァにいない。

 ミサキはライトの同級生でも良さそうだ、とはレオニスの言だが、上品な女の子のお手本として最も相応しいハリエットもおそらく黄金週間中は忙しいはずだ。

 身近な女性陣達とのタイミングが合わないのは残念なことだが、こればかりは致し方ない。


 だがしかし。ライト達にとって、最も身近な女性陣達の存在を忘れてはいけない。

 そう、このサイサクス世界にはライトが敬愛して止まない彼女達がいるではないか!

 その彼女達の名を、ライトは満を持して挙げる。


「そしたらさ、クレアさんやクレナさんはどう?」

「あー、それいいかもな。アラエルさんの方の見本に適しているし、何ならミサキちゃんにだって十分参考になるよな」

「ぇー…………」


 ライトの意見にラウルは賛成するも、何故かレオニスは若干渋い顔をしている。

 その顔にはまるで『あいつらの性格まで移ったらどーーーすんだ』と書かれているようである。

 半目状態のレオニスの胡乱げな顔を見て、ライトが口を開く。


「……人化の術は見た目を人族に変えるだけで、性格や言動まで生き写しになる訳では絶対にないと思うよ?」

「そりゃそうなんだが……」

「それにクレアさんなら、人族の中でもかなりの美人さんだし!」

「まぁなぁ……喋らなければ楚々とした美人だし、喋っても仕事面に限れば有能なのは認めるところだが」

「でしょ? じゃあ決まりね!そしたらラウル、明日はマキシ君やミサキちゃん達といっしょに冒険者ギルドに行って、クレナさんとお話してきてくれる?」

「了解」


 渋るレオニスを半ば無理矢理納得させ、とっととラウルにミサキ達とクレナの対面を任せるライト。

 ラウルも賛成していることだし、こういう時は多数決の力をもってさっさと話を進めてしまうに限る。


「じゃあ、明日のミサキちゃん達の案内はラウルとマキシ君に任せるね。本当はぼくとレオ兄ちゃんも、皆といっしょに案内できればいいんだけど」

「ライト君、気にしないでください!お二人ともいつもお忙しいのは分かってますし、母様と妹の案内は僕が率先すべきことですから」

「そうだぞ。それに俺もマキシといっしょにいろんなところを案内してやるから、ご主人様達は安心して自分達の仕事をしてくるといい」


 明日はラグナロッツァを留守にしてしまうことを詫びるライトに、マキシもラウルも快く明日の案内役を引き受ける。


「ありがとう!明日は多分日帰りで帰れると思うし、明後日ミサキちゃん達が八咫烏の里に帰る前までには絶対に戻るからね!」

「ライトちゃんもレオニスちゃんも、お仕事頑張ってね!」

「うん!ミサキちゃんもラウルやマキシ君の言うことをよく聞いて、人族の街を楽しんでね!」

「うん!」


 必ず日帰りで帰ってくる!と宣言するライトに、ミサキが励ましの言葉をかける。

 女の子からの可愛らしい声援に、笑顔で応えるライトだった。

 ミサキ達の人里訪問の初日の半分が終わりました。

 本当は晩御飯後のラウルの料理教室まで書きたかったんですけど、今日は作者自身が日中忙殺されていて満足に書ききれず……><

 明日追加で書けたら、不足分を補い書き足す予定ではおります。ミサキ達の初めての人里での奮闘もちゃんと書いてあげたいですしね!

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