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マイナーゲーム世界で人生を切り拓く〜気がつけばそこは、誰も知らないドマイナーソシャゲの世界でした〜  作者: 潟湖
ラグナロッツァに潜む危機

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第1263話 亀裂の正体

 ハリエット達と分かれ、ラグナロッツァの屋敷に帰ったライト。

 家の中には誰もおらず、いれば必ずライトを出迎えてくれるラウルも出てこない。

 ラウルのことだから、まだカタポレンの畑の方にいるのかな。それともあの亀裂の関係で、冒険者ギルドに出かけているのかもしれない……

 ライトはそんなことを考えながら、二階の自室で私服に着替えてカタポレンの家に移動した。


 カタポレンの家に戻り、外に出てみるとやはりラウルはいない。

 その代わりに、開拓中の平地でのんびりと日向ぼっこをしているラーデがいた。


「ただいまー。ラーデ、日向ぼっこしてるの?」

『おお、おかえり。何だ、今日は帰りが早いな』

「うん。向こうで結構大きな事件が起きてね、ラグーン学園もしばらくお休みになっちゃったんだ」

『ほう、事件か。どのような事件が起きたのだ?』

「それがね、空に大きな罅が入ってね? どうやらそれが、異空間に繋がっているらしいんだ」

『異空間か……それは洒落にならない大事件だな』


 ラーデの質問に、ライトが答えていく。

 ライトはまだあの亀裂の詳細を知らないので、簡単な説明しかできない。

 しかし、異空間に繋がる亀裂が出現したことは、ライトだけでなくラーデにもその危険性が分かる。


 もし万が一亀裂の中に吸い込まれでもしたら、一生こちらの世界に戻ってこれなくなるかもしれない。

 そうした危険性があるから、オラシオン先生は絶対に亀裂に近づいてはダメ!と言ったんだろうな……とライトは内心で考えていた。


「ラーデ、ぼく、もう一度あっちの家に戻るね。レオ兄ちゃんやラウルが帰ってるかもしれないし」

『それが良かろう。しかし……その様子だと、ラウルも当分こちらには顔を出せんかもしれんな』

「そうだね……そしたらぼくがラウルの代わりに、野菜や林檎のの収穫なんかはやっておくつもりだけど……」


 日向ぼっこで温まっているラーデの背中を、ライトが優しく撫でながら会話を交わす。


 あのラウルが日課である畑の手入れを欠かすとは思えないが、それでも今起きているラグナロッツァの異変とその騒ぎようを考えると、あのラウルであっても当分はこちらに来れないかもしれない。

 ライトが通うラグーン学園でさえ、期限未定の休園措置が取られたのだ。きっと冒険者ギルドだって事件解決のために尽力するだろう。

 そうなれば、レオニスはもちろんのこと黒鉄級の資格を持つラウルだって現役冒険者として協力しなければならない。


「レオ兄ちゃんも現役の冒険者だから、ラウルだけじゃなくてレオ兄ちゃんもしばらくおうちに帰ってこないかもしれないけど……むしろレオ兄ちゃんの方がもっと忙しくなるかも」

『そうだろうな。あれだけの力を持つ者ならば、助けを求める声には応じなければならんだろう』

「うん。でもぼくは、こっちで寝泊まりするから大丈夫、心配しないで」

『そうか』


 ライトの小さな手に撫でられながら、気持ち良さそうに寝そべるラーデ。

 ラグナロッツァでの喧騒が嘘のように、カタポレンの森は静かで平和だ。

 一頻りラーデとの会話をしたライト、すくっと立ち上がった。


「じゃ、また後でね!」

『ああ。其方も向こうに戻るなら気をつけてな』

「ありがとう!」


 ライトはラーデに挨拶をした後、再びカタポレンの家に向かっていった。



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 その後転移門でラグナロッツァの屋敷に戻ったライト。

 一旦一階に移動したが、まだレオニスもラウルも帰ってきていないようだ。

 ライトは再び階段を上り、屋上に向かう。

 そして屋上に出たライトは、空を見上げた。


 かなり離れた場所に、件の亀裂が見える。

 天気も良く晴れ渡る青空の下に、縦一直線に広がる黒っぽい空間。遠目に見てもその異様さが際立っている。


「ンーーー……あれがあるのって、スラム街のある方向だよな? 何であんなもんが突然出てきたんだ?」

「オラシオン先生が言うには、とても危険な異空間だって話だったけど……どこに繋がってるんだろ?」

「つーか、あの黒っぽい空間、どっかで見た気がするんだが……はて、どこで見たんだっけ?」


 ライトは亀裂のある方向を藪睨みしながら、ブツブツと独り言を呟く。

 目を凝らして亀裂をよく見ると、黒い中に時折チカチカと光る何かがある。そして異空間の色は黒だけでなく青や緑、紫やピンクや白も斑点のように現れている箇所がいくつもあるのが見える。


 うーーーん……前世の学生時代に見たプラネタリウム? いや、違うな……プラネタリウムはもっと青や緑が多くて、星座の線とかあったし。

 なら、テレビかインターネットで見た宇宙とか銀河の映像? それかパソコンの壁紙やスマホの待受画面?


 亀裂を見ながら、うんうんと唸り考え込むライト。

 あの亀裂の向こう側の幻想的な色合いを、確かにどこかで見た覚えがある。なのに、それが何だったかどうしても思い出せない。

 喉元まで出かかっているのに、頭の中の記憶がどうにも引っ張りだしきれないモヤモヤ状態がしばらく続いた。


 そして空の亀裂からふと視線を外すと、外の門扉から敷地内に入ってきたレオニスとラウルの姿がライトの目に飛び込んできた。

 二人が帰ってきたことに気づいたライトは、急いで階下に向かった。



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 階段を普通に降りず、踊り場まで一気に飛び降り続けるライト。

 あっという間に一階に着き、ちょうど玄関に入ってきたレオニス達を出迎えた。


「レオ兄ちゃん、ラウル、おかえり!」

「お、ライト、もう帰ってたんか、ただいま」

「ただいま。もしかして、ラグーン学園も途中下校になったのか?」

「うん。あの変な亀裂のせいで、ラグーン学園はしばらく臨時休園になるんだって」

「そうか……やっぱりそうなるよな」


 レオニスとラウルは食堂に向かい、ライトもいっしょについていく。

 食堂に入り、ラウルが遅い昼食の支度を始めた。二人とも、どうやらまだ昼食も食べていないようだ。


 二人はおしぼりで手を拭き、ともにいただきますの挨拶をしてからラウルが出したサンドイッチやハンバーガーを頬張る。

 そしてものの数分もしないうちに食べ終えて、食後のコーヒーを啜りながらライトに話しかけた。


「ライト、お前ももうあの亀裂を見てるだろうが、ラグーン学園ではどこまで聞いた?」

「えーとね、お昼休みが終わる頃に急に全校集会があって、そこでオラシオン先生が当面の間学園を休園するって言ってた。あと、『あの亀裂はとても危険なものだから、あれが完全に閉じられるまでは家から一歩も外に出ないように』って注意もしてた」

「そっか。今このラグナロッツァ全域には、非常事態宣言と夜間外出禁止令が出てるからな」

「え!? そんな大事になってんの!?」


 レオニスの話に、ライトがびっくりしている。

 ラグーン学園の休園のみならず、まさか非常事態宣言と夜間外出禁止令まで発令されているとは知らなかった。

 オラシオンも言っていた通り、あの亀裂はかなり危険なものだということが改めてライトにも伝わる。


 しかし、何がどう危険なのか、具体的なことはまだライトには分からない。

 ライトはレオニスに率直に尋ねた。


「ていうか、あの亀裂、一体何なの? さっき屋上から空を見てたんだけど……あれ、スラム街のある方から出てきてるよね?」

「ああ。話せば少し長くなるが―――」


 ライトの問いかけに、レオニスがそれまでの経緯を軽く話していく。

 まず最初に、ラウルが冒険者ギルド総本部の依頼掲示板にあったスラム街の土地調査を請け負ったこと、その依頼主はガーディナー組だったこと。

 そこでおかしいと感じたラウルが、ちょうど冒険者ギルド総本部に別件で来ていたレオニスに相談したこと、ラウルの相談を受けて二人でスラム街に出かけたこと。

 そしてそのスラム街の中心部にある、旧ラグナロッツァ孤児院の中庭にあった岩を調べていたら、突如あの亀裂が出現したこと等々。


 レオニスの話に真剣に聞き入るライト。

 だが次の瞬間、ライトは信じられない言葉を耳にした。


「あの亀裂の中には、コヨルシャウキと名乗る何者かがいたんだ」



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 レオニスの口から飛び出してきたとんでもない言葉に、ライトの心臓は一瞬止まりかけた後、早鐘のようにバクバクと激しく鼓動する。

 ライトの異変にレオニスが即座に気づき、心配そうに声をかける。


「ライト、どうした?」

「……え"ッ!? ぁ、ぃゃ、コヨルシャウキなんて、とても珍しい名前だなー、と思って……」

「そうだな、俺もそうだがマスターパレンも聞いたことがないって言ってたな。そいつは『銀河を司る女神にして、昏き星海より来たりし者』とも言ってたし、やはりこの世界とは違う異世界の存在なんだろう。名前からしてこの世界の者じゃない感が半端ないしな」

「銀河を司る女神……昏き星海……」


 ライトの咄嗟の言い訳に、レオニスが頷きながらさらなる衝撃をライトに与えた。

 レオニスのその言葉で、ライトはようやく完全に思い出した。

 『コヨルシャウキ』とはBCOのとあるイベントに出てくるボスで、そのイベント名は『昏き星海からの来訪者』というタイトルだったことを。



『……そうだよ!あの色とりどりの宇宙空間、ありゃBCOのビースリーイベントの一つじゃないか!何で今の今まで思い出せなかったんだ、俺!』

『…………え? てことは、何? まさか…………このラグナロッツァで、ビースリーイベントが強行されるってのか!?』

『嘘だろ!? あんなイベントがそっくりそのまま現実に起きたら…………ラグナロッツァは間違いなく破滅する!』



 事の重大さに気づいたライトの顔面が、みるみるうちに青褪めていった。



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 ビースリーイベント―――それはBCOにおける期間限定イベント『Brave(ブレイブ)Break(ブレイク)Battle(バトル)』の頭文字を取った略称である。

 文字にすると『B3』または『BBB』となる。


 まず、イベントの期間は二週間。イベント開催中は、通常の冒険フィールド以外にもイベント専用フィールドが開放される。

 ライト達勇者候補生(ユーザー)は、そのフィールドで皆で協力しながらイベント専用雑魚モンスターを2000体倒す。

 すると、2000体討伐後にイベント専用ボスモンスターが現れる特殊フィールドが出現する。

 ライト達勇者候補生は特殊フィールドに参戦し、ボスモンスターを倒すべく一致協力しながら討伐を行うことで、討伐参加者は様々な報酬を得る―――という概要のイベントであった。


 また、ボスモンスターは一度きりではなく、何度も討伐することができた。

 ボスモンスターを倒した後もイベント専用フィールドは開放され続けているので、再びそこで雑魚モンスターを2000体倒せばボス専用の特殊フィールドが新たに出現して、同じボスモンスターが現れる。

 つまりイベント開催中なら何度でも、それこそ無限にループできたのだ。


 そしてこのビースリーイベントは、今ライトが思い出せるだけでも少なくとも五回は同様のイベントが開催された覚えがある。

 その五回のうちの一つが『昏き星海からの来訪者』であり、その時のボスモンスターの名は『コヨルシャウキ』であった。


 レオニス達の話で、ようやくそのことを思い出したライト。

 BCOの名物イベントの一つ、ビースリーがこのラグナロッツァで勃発寸前であるという事実に、ライトは愕然とする。


 いや、ゲームで遊ぶだけならまだ良かった。

 しかしそれが、BCOをベースとしたこのサイサクス世界で現実のものとして起きるとしたら―――それは悪夢以外の何物でもない。


 まず、あの亀裂から雑魚モンスターが2000体以上も涌き続けること自体が既に絶望的だ。

 いくらHP三桁前半の雑魚モンスターといえど、2000体は立派な数の暴力となる。

 そして、雑魚モンスターを2000体を退治しただけでは終わらない。その後にHP七桁後半のボスモンスターが必ず出現し、それが二週間もの間延々と繰り返されるのだ。

 これはもはや悪夢どころの話ではない、冗談抜きでラグナロッツァ滅亡確定である。


 このことに思い至ったライト。本気で目の前が真っ暗になりそうだった。

 そんなライトの様子に、今度はラウルが心配そうに声をかけた。


「ライト、さっきからかなり顔色が悪いぞ? 大丈夫か?」

「……ぁ、ぃゃ……ぅ、うん、だ、大丈夫だよ…………ただ、銀河を司る女神なんて、そんなすごい存在がいきなりラグナロッツァに現れたんだと思ったら、ちょっとだけ怖くなっちゃって……」

「だよな。俺もご主人様といっしょに土地調査に行ったから、あのコヨルシャウキと名乗る奴を至近距離で見たんだが……腰が抜けるかと思った。つーか、正直に言うと本当に腰が抜けた。ありゃ正真正銘のバケモンだ」


 何とか必死に取り繕うライトに、ラウルも己の実体験を語りつつ同意する。

 確かにHP七桁後半のボスモンスターと直接対峙したら、ラウルでなくともその圧倒的な力に気圧されて萎縮してしまうだろう。

 しかし、ラウルの言葉にはあまり緊張感が感じられない。それはきっと、ラウルの中で『あんなバケモンでも、ご主人様達を始めとして皆で協力すればきっと何とかなる』という希望があるのだろう。


 一方でライトは、そんな楽観的な見方などできなかった。

 むしろあの亀裂の正体がビースリーだと知った今では、絶望しかない。

 しかし、ただ座してこのまま滅亡を受け入れる訳にはいかない。

 何とか回避できる方法はないか、イベントを中止させる方法はないか、ライトは真剣に考え始めた。


 とりあえず、イベントを中止させるにしてもまずは現状を正しく把握しなくてはならない。

 あの亀裂の中にコヨルシャウキがいたとしても、今はまだラグナロッツァ内に雑魚モンスターは氾濫していない。

 これは、まだイベントが開始されるに至っていない、ということだ。


 ずっと難しい顔をしながら考え込んでいたライト。

 ふとレオニスに問うた。


「レオ兄ちゃん、そのコヨルシャウキ?っていう銀河の女神様とお話ししたんだよね?」

「ああ。そいつの名前の他にも、ラグナロッツァに現れた目的とか聞いた。と言っても、コヨルシャウキは俺の問いかけにろくに答えなんだがな」

「コヨルシャウキは、名前を名乗る以外にも何か言ってた?」


 ライトがおそるおそるレオニスに問いかける。

 BCOではボスモンスターと語り合うことなど不可能だったし、そもそもそういう機能も一切なかった。

 だが、このサイサクス世界に突如現れたコヨルシャウキが、もし人と対話する能力や知性があるのなら―――対話による解決ができるかもしれない。

 ライトはそんな淡い希望を持っていた。

 しかしその淡い希望は、レオニスの言葉によって即座に打ち砕かれた。


「ああ。そいつは『ここに勇者候補生を連れて来い』としか言わん奴だった」

「ッ!!!!!………………」


 比喩抜きで本当に目の前が真っ暗になったライト。

 レオニスの口から最も聞きたくなかった言葉、『勇者候補生』が出てきたことにライトの心臓は瞬時に極限まで脈打ち出した。

 そのあまりの強い衝撃に、ライトの精神はもはや堪えきれず本当に失神してしまった。


「あッ、おい、ライト!どうした!?」

「ライト、おい、しっかりしろ!」

「ライト!―――」


 昏き星海よりも暗い闇の中に落ちるライト。

 遠くに聞こえていたレオニス達の、ライトの名を懸命に呼ぶ声が聞こえなくなるのも一瞬のことだった。

 ラグナロッツァに突如現れた災禍、ビースリーの真の正体が明かされる回です。

 その名称からしてB3?何かの略?と推察していた読者様もいらっしゃるかもしれませんが、ハイ、その通りですぅ(´^ω^`)


 ライトが亀裂の正体にすぐに気付なかったのは、まぁ一応ちゃんとした理由がありまして。

 そもそもライトがサイサクス世界に転生してから、もうすぐ十年が経とうとしています。

 そんな中、いくら新しく転生した世界が好きなゲーム世界だと言っても、前世で体験したゲームの全てのイベントを十年もの間、逐一鮮やかな記憶として保ち続けていられるか?と考えると、作者の答えは『否』です。


 実際自分が十年前に何をしていたかなんて、思い出そうにもすぐには思い出せないし。下手すりゃ何も思い出せない可能性だって大な訳ですよ。

 当時の記憶を掘り起こせるような、特別なキーワードが出てくれば思い出せるかもしれませんが。少なくとも作者には無理難題だわ!と思うのです。

 そんな訳で、ライトでも半ば忘れかけていたBCOイベントを、人伝に聞いた様々な言葉によって思い出す、という形で表現することにした次第です。


 というか、主人公であるライトにとって、拙作始まって以来最大級の危機かも。

 これまでずっとひた隠しにしてきた『勇者候補生』という立場。

 レオニス達は未だその意味を理解していないとはいえ、最も信頼するレオニスの口からその言葉を聞かされた日には、ねぇ?

 あまりに心臓バクバクし過ぎて、物理的にも心不全を起こしかねない事態という(;ω;)

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