第1167話 シャーリィの初恋
冒険者ギルドの出店の物販コーナーで、シャーリィが倒れてしまった後。
シャーリィが再び目を覚ましたのは、約三十分後のことであった。
「……ン……」
「あッ、シャルさん!」
「ラウル、シャルさんが目を覚ましたよー!」
ライトに小声でシャーリィの目覚めを知らされたラウル。
そしてラウルは簡易医務室から少し離れた場所で、冒険者ギルド職員と立ち話をしていた。
一旦ギルド職員のところから離れて、簡易ベッドの方に歩いてきた。
薄目を開けたシャルが、ゆっくりと左右を見る。
シャーリィは出店奥にある簡易医務室、そこに設置されてある簡易ベッドの上で寝かされていた。
簡易ベッドの左側にはライトとマキシが椅子に座っていて、シャーリィの顔を心配そうに見つめている。
シャーリィの横に来たラウルが、彼女を見つめながら話しかける。
「シャーリィ、気がついたか?」
「……ぁぁ、ラウル……私、一体どうしたのかしら……?」
「さぁな、俺にもよく分からん。つか、俺の方こそ聞きたい。シャーリィはマスターパレンと話をしてて、突然ブッ倒れたんだが……話している最中に、何かあったのか?」
「……マスター、パレン……」
まだベッドから起き上がる気力もないのか、横たわったままラウルと会話をするシャーリィ。
ラウルから倒れる前の状況を聞き、そしてその会話の中に『マスターパレン』という名を耳にしたシャーリィ。
彼女の顔が再び紅潮していくのに、そう時間はかからなかった。
ぽぽぽ……と頬を赤らめるシャーリィに、ラウルが心配そうに顔を覗き込みながら彼女の額に右手を当てた。
「シャーリィ、顔が赤いが大丈夫か? もしかして高熱でも出てんのか?」
「そ、そんなことはないわ……熱なんて出てないから大丈夫よ」
「……ふむ、確かに発熱はしてなさそうだが……」
顔が赤い、と聞いたシャーリィ。紅潮した頬を隠すように、慌てて己の両手で包み込む。
そしてラウルはラウルで、自分の額に左手を当ててシャーリィが発熱していないことを確認している。
しかし、顔面真っ赤なシャーリィの赤さは、両頬を包んだだけでは到底隠しきれない。耳や額まで赤く染まっているのだから。
それはまるで、恋する少女のような愛らしい仕草。だがしかし、キング・オブ・朴念仁のラウルに、この手の機微が読み取れるはずもなかった。
シャーリィは自身の体調が本当に大丈夫なことを示すために、ゆっくりとベッドから起き上がる。
顔にかかった美しい黒髪巻き毛を、そっと手で掻き上げるシャーリィ。その仕草の何たる艶めかしいことよ。
先程魔術師ギルドで購入した『非モテお守り』を三つも身に着けてなお、壮絶な色香を漂わせるシャーリィ。その美しさにライトやマキシは思わず見惚れ、ラウルは平然としている。
そしてベッドから起き上がったシャーリィが、徐に口を開いた。
「ねぇ、ラウル……その……一つお願いがあるのだけど……」
「ン? 何だ?」
「マスターパレン様を、ここに呼んできてくれないかしら? ご迷惑をおかけしてしまったことを謝りたいの……」
「そうか、なら少し待ってろ、マスターパレンを呼んでくr……」
パレンに謝罪したいというシャーリィ。
その願いを叶えるべく、ラウルがパレンを呼びに行こうとしたその時。
シャーリィが慌ててラウルを引き留めた。
「あ、待って、ラウル!」
「ン? まだ何かあんのか?」
「ぁ、ぃぇ、その……マスターパレン様は、とてもお忙しい御方のようだから……無理にここに来ていただかなくてもいいわ……マスターパレン様のお仕事を邪魔するなんて、万死に値するもの……」
「シャーリィ、お前…………」
俯き加減でモジモジとしながら、申し訳なさそうに呟くシャーリィ。
それを見たラウルは、ただただ驚く他ない。シャーリィのそんな健気な姿を、ラウルはこれまで一度も見たことがなかったから。
プーリアの里にいた頃のシャーリィは、同世代で一番の人気者だった。いつも笑顔と自信に満ち溢れていて、誰からも好かれ愛されていた天性のスター。それがシャーリィという妖精だった。
しかし、今ラウルの目の前にいるシャーリィは全く違う。
自信無さげに俯き、拒絶されることに怯えているかのようだ。
ラウルの記憶の中のシャーリィとは全くの別人っぷりに、ラウルが戸惑うのも無理はなかった。
だが、シャーリィのそうした激変ぶりも悪くはない、とラウルは思う。
どういった心境の変化が起きたのかは分からないが、こうして人里に出たからこそ得た変化なのだということだけはラウルにも分かる。
それは、プーリアの里に篭っているだけでは絶対に得られない変化。感情の起伏や他者への関心が乏しいプーリアにとって、得難き経験であることに間違いなかった。
モジモジと俯くシャーリィの頭を、ラウルがワシャワシャと撫でる。
「どうした、シャーリィ。お前らしくないな?」
「そ、それは……」
「大丈夫、気にすんな。マスターパレンもお前の容態を案じていたからな。すぐに呼んでくるから、お前はここで待ってろ」
「……うん」
ラウルはシャーリィにそう言うと、すぐにそこから離れてパレンを呼びに行った。
ラウルに少し乱雑に頭を撫でられたシャーリィの頭は、天辺が少しボサボサになってしまった。
だが、シャーリィがラウルに対して怒ることはない。
むしろこれから来るパレンを迎え入れるために、心の準備のために深呼吸を繰り返すので精一杯のようだ。
しばらく待っていると、ラウルがパレンを連れて簡易医務室エリアに戻ってきた。
ベッドの上で起き上がっているシャーリィの姿を見たパレンの糸目が、2mmも開いている。
そしてパレンが小走りにベッドの横に駆け寄り、跪きながらシャーリィが布団の上に何の気なしに置いていた両手を握りしめた。
「シャル嬢、具合は如何ですかな?」
「……ぁ、マスターパレン様……えっと、その、も、もう大丈夫、です……」
「そうですか、それは良かった!もしシャル嬢の御身に何かあったら、切腹して詫びねばならぬところでした」
「え!? そそそそんな!何故貴方様が切腹しなければならないのです!?」
パレンのとんでも発言に、シャーリィがギョッ!?とした顔で慌てている。
一方のパレンは、慌てふためくシャーリィと違って実に落ち着いた様子で、その理由を静かに語り始めた。
「いやいや、それは当然でしょう。大陸一の絶世の美姫、踊り子シャル嬢を害しておいて、ただでは済みますまい」
「それは……マスターパレン様は、私のことをご存知でしたの……?」
「いや、シャル嬢がここで寝ている間にラウル君から聞きました。ぃやはや、そんなご高名な御方とは露知らず……ご無礼の数々、誠に申し訳なく……」
「そんなことを仰らないでくださいまし!」
改めて深々と頭を下げて謝罪するパレンに、シャーリィは声を荒げて懇願した。
パレンがシャーリィのことを知らなかったのは無理もない。パレンもまた公国生誕祭中の三日間はこの出店に詰めていて、パレードでシャーリィ達『暁紅の明星』が練り歩くところなどここ数年一度も見ることができなかったからだ。
シャーリィの激昂に驚いてるパレンの手を、今度はシャーリィがそっと包み返す。
そしてつい声を荒げてしまったことを謝りだした。
「ぁ……私としたことが、マスターパレン様に意見をするなんて……烏滸がましいことを申しました、お許しくださいまし」
「シャル嬢が謝ることなどありませんぞ。それより何より、貴女はラグナ宮殿の貴賓にして公国生誕祭の目玉行事であるパレードを担う御身。お身体を大事にしてくだされ」
「はい……」
穏やかな口調で語りかけるパレンに、シャーリィはまたもぽーッ……としながら頬を赤らめている。
そしてパレンがすくっ、と立ち上がり、再びシャーリィに声をかける。
「念の為にもう少しここで休んでいってくだされ。今私が特製のプロテインを作って持ってきましょう」
「え、そそそそんな、貴方様のお手を煩わせる訳には……」
「いえいえ、これはシャル嬢のためだけではありませんぞ? 貴女の御身を心配するラウル君やライト君、マキシ君のためにも精をつけて、元気になってもらわねば」
「!!!」
パレンの説得に、シャーリィはハッ!とした顔になる。
実際ライトとマキシは、シャーリィが寝ているベッドの横でずっと心配そうに見守ってくれていたし、ラウルだって熱が出てないか額に手を当てたりパレンを呼びに行ったりしてくれている。
彼らに心配させてしまった私が、元気なところを見せて安心させてやるのが私の役目―――そう悟ったのだ。
「そ、そうですね。では、マスターパレン様のお言葉に甘えさせていただきたく……」
「確と承りました。少々お待ちくだされ」
コクリ、と頷いたシャーリィに、パレンがニカッ!と爽やかな笑顔を向ける。
そして特製プロテインを用意するために、別の職員用エリアに向かって小走りで去っていった。
金色スパンコールのムキムキマッチョなアラビアン・プリンセスの背中を見送ったライト達。
数瞬の静寂の後、シャーリィがラウルに向かってぽそり、と話しかけた。
「ねぇ、ラウル……現役冒険者の貴方に、一つ聞きたいことがあるのだけど……」
「ン? 何だ?」
「私でも、冒険者になれるかしら?」
「ブフッ!!」
シャーリィの突然の相談に、ラウルが思わず盛大に噴き出した。
あまりにも想定外の質問に、思いっきり戸惑うラウル。
「お、お前、一体何を言い出すんだ……冗談はよせ」
「あら、酷い。私は本当に、真剣に聞いているのよ? だから貴方も真面目に答えてちょうだい。私は今からでも冒険者になれる?」
「ンーーー…………」
むくれたように頬を膨らませながら、ラウルに詰め寄るシャーリィ。
そこまで言われたら、ラウルも真剣に答えざるを得ない。
ラウルはしばし考え込み、やがて口を開いた。
「シャーリィ、お前の実力で言えば冒険者になれんこともなかろう」
「ホント!?」
「ああ。俺は嘘はつかん。お前と同じプーリアだからな」
「そうよね!ありがとう、ラウル!」
シャーリィの問いかけを肯定したラウルの答えに、シャーリィは破顔しつつ喜ぶ。
嬉しそうにはしゃぐシャーリィの横で、ラウルが言葉を続ける。
「冒険者ってのは何も危険な仕事ばかりじゃないし、パーティーを組むにしてもお前なら人の輪に入っていくのも然程難しくはあるまい。ただ…………」
「ただ……え、何? 他に何か問題があるの?」
それまでずっと太鼓判を押していたラウル。
その言葉が突如途切れたことに、シャーリィが不思議そうな顔で問いかけた。
そんなシャーリィに、ラウルが真面目な顔で問うた。
「シャーリィ、お前の天職は何だ?」
「??? そりゃもちろん、踊り子よ?」
「その天職を捨ててまで、冒険者になりたいのか?」
「!!!…………」
ラウルの問いかけに、シャーリィはハッ!としつつ黙り込んでしまった。
ラウルの言葉は紛うことなき真実で、シャーリィが最も得意とするのは舞いや踊りの類いだ。
プーリアの里にいた頃には、毎日美しい舞いを披露していてそれが故に人気者だったし、カタポレンの森を飛び出た後もその才能を活かして人里で生きてきた。
そんなシャーリィが、今更踊りや舞いを全て捨てて、全く畑違いの冒険者として果たしてやっていけるのか―――ラウルの疑問は、シャーリィの胸の奥深くを一直線に貫いた。
無言になってしまったシャーリィに、ラウルが静かに語りかける。
「シャーリィ、今のお前は『シャル』という名で『暁紅の明星』の看板を担っているよな。大陸一の踊り子と名高いお前が抜けたら、『暁紅の明星』はどうなる?」
「……それは……」
「お前の妖精生なんだから、基本的にはお前の生きたいように生きるのが一番だとは思う。ただ、これまで世話になった人達に迷惑をかけるようなことだけは、しちゃいけないと―――俺は思う」
「……そうね……ラウル、貴方の言う通りね」
ラウルの言葉に、シャーリィは目が覚めたかのように冷静な声で答える。
実際ラウルの言うことは尤もで、もし今シャーリィが『暁紅の明星』を突然去ることになったら、彼らにとって死活問題の大打撃となるだろう。
下手をすれば一座の解散にも繋がりかねない事態になることは、シャーリィにも容易に想像がついた。
いくらシャーリィが自分ファーストの我儘娘でも、さすがにそこまで無慈悲かつ愚昧ではない。
今まで自分を支えてくれた人達を路頭に迷わせるようなことは、絶対にできない。
ラウルが暗に言っていた『恩を仇で返すな』という忠告を、シャーリィはしっかりと受け止めていた。
それまでずっと俯いていたシャーリィ。
パッ!と顔を上げて努めて明るく振る舞う。
「そうよね、何も今すぐ冒険者に転職することはないわよね!」
「そうそう、何なら五十年後とか百年後に冒険者になったっていいじゃねぇか」
「そうそう、百年後にね!…………って、それじゃ全然間に合わないんですけどー…………でも、そうね。五年後か十年後なら間に合うかしら?」
「間に合わないとか間に合うとか、一体何の話だ?」
「ぁー、そこら辺はこっちの話だから気にしないで?」
ラウルの励ましに、一喜一憂するシャーリィ。
ラウルはシャーリィの言う『間に合う』『間に合わない』が一体何を意味しているのか、さっぱり分からないようだ。
しかし、ラウルの横にいるライトやマキシにはちゃんと分かっている。シャーリィはパレンを慕っているのだ。
そんな話をしていると、パレンが簡易医務室に戻ってきた。
その手には、プロテインが入ったカップがたくさん乗せられたお盆を持っている。
「やあ皆、待たせたね。私の特製のプロテインを人数分持ってきたぞ」
「おお、マスターパレン、おかえり」
「パレンさん、おかえりなさい!」
「シャルさんだけでなく、僕の分までプロテインを用意してくださるなんて……ありがとうございます!」
お盆を手に持った金色のアラビアン・プリンセスを大歓迎するライト達。
もちろんベッドの上のシャーリィも、また頬を赤らめて嬉しそうにしている。
パレンが手近にいたラウル、ライト、マキシの順に、プロテイン入りのカップを渡していく。
そして最後にシャーリィのベッドの横に来て、最後のカップを手渡した。
「シャル嬢、お待たせして申し訳ない。これを飲んで、元気回復してくだされ」
「ありがとうございます……!!」
パレンからプロテインを受け取ったシャーリィ。
カップをそれはそれは大事そうに両手で持ち、ゆっくりと飲んでいった。
ココア味のホットプロテインを、ゆっくりと飲むシャーリィ。
一口一口味わうように飲んでいるシャーリィを、パレンは爽やかな糸目笑顔で見守っている。
そうして全てのプロテインを飲み終えたシャーリィ。ぷはぁー……という満足そうな吐息を漏らした後、空のカップをそのまま両手で恭しくパレンに差し出した。
「マスターパレン様、お心尽くしのプロテインをありがとうございました。おかげさまで、身体の芯から温まって元気モリモリですわ!」
「そうですか、それは良かった」
シャーリィから空のカップを受け取ったパレン。
顔色も良く声にも張りがあるシャーリィの様子に、心から安堵しているようだ。
シャーリィはベッドから降りて、すくっ、と立ち上がった。
そしてパレンの真ん前に立ち、パレンの顔をじっと見つめながら頭を下げた。
「マスターパレン様、この度はご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした」
「いやいや、そんな謝ることではないですぞ。誰しも体調不良に見舞われることもありましょう」
「助けていただいたお礼をしたいのですが、私に何かできることがありますでしょうか?」
謝罪しつつ何か礼をしたい、というシャーリィに、パレンは首を横に振る。
そしてシャーリィの両肩に手を乗せながら、力強く説いた。
「そもそも人は助け合って生きていくもの。ましてや冒険者ともなれば、困っている人達を助けるために動くのは当然。そして私はその冒険者達を束ねる立場にある者。この程度のとこで謝礼など不要。それこそ礼の言葉一つで十分足りるのですよ」
「貴方という御方は……本当に高潔であらせられますのね」
シャーリィの謝礼の申し出を固辞するパレンに、シャーリィの瞳はますます輝いていく。
「でしたら、マスターパレン様。甚だ図々しくも、私から一つだけ貴方様にお願いがあるのですが……」
「ンフォ? 何ですかな?」
「私のことは『シャル嬢』ではなく、『シャーリィ』と……呼んでいただけますでしょうか?」
「シャーリィ嬢、ですかな?」
「いえ、嬢も要りません。ただ、シャーリィ、とだけ呼んでくだされば……」
シャーリィの願いに、不思議そうな顔をしながらも応じるパレン。
シャーリィのその願いの本当の意味『パレンには本名で呼んでもらいたい』はパレンには通じていない。
しかし、周囲にいたライト達にはその意味が分かっていた。
シャーリィにとってパレンは、人族で初めての特別な人となったのだ。
もちろんライト達は、その意味をわざわざパレンに伝えることはない。
もしその意味を伝えるとしたら、それはシャーリィ自身が口にすべきことだ。
本人が伝えない以上、外野であるライト達がわざわざ口にするような野暮なことはしないのである。
「シャーリィ……あまり無理はなさらないようにな」
「はい!マスターパレン様からいただいたプロテインのおかげで、この通り私は元気でしてよ!」
「それは本当に良かった」
シャーリィとパレンが和やかに会話をしていると、少し離れた物販コーナーからパレンを呼ぶ職員の声がした。
その声を聞いたパレンが、後ろを振り返りつつシャーリィに話しかける。
「残念ですが、私はもう行かねばなりません」
「いいえ、こちらこそ大事なお仕事を邪魔して申し訳ございませんでした。私達もそろそろお暇いたしますので、どうかお気になさらず」
「そう言っていただけると助かります。では……シャーリィ、またいつかお会いしましょう」
「……はい!」
名残惜しそうに一度だけ振り返り、手を振ったパレンが物販コーナーち向かって駆け出していく。
逞しくも頼りがいのある金色のアラビアン・プリンセスの背中を、シャーリィはいつまでも愛おしそうに見つめていた。
うおおおおッ、投稿時間ギリギリ><
後書きは後ほど書きますぅー><
【後書き追加】
シャーリィさんの恋する乙女モード全開の回です。
前話からの流れからするに、ほぼ一目惚れのご様子。
筋骨隆々スキンヘッドの濃桃アラビアンプリンセスの、一体どこに一目惚れ要素が!?とか思いますでしょ?
ぃぇ、作者もそう思うんですが……作者の脳内のシャーリィさんは、数日前から既に恋する乙女モード真っ盛りでしてのぅ…(´^ω^`)…
でもまぁね、人が人を好きになる理由なんて要らないんです。心がその人を求めて止まないのだから。
サブタイも変更して新たに入れた『初恋』という言葉。
あまりにも甘酸っぱくて切ない響きですが、シャーリィの心を表すに相応しい言葉なのです。




