第1061話 呪いの鉄鍋の成果と実食
作者からの予告です。
明日の大晦日12月31日から来年の1月3日まで、更新をお休みさせていただきます。
四日間という長いお休みとなりますが、ご了承の程よろしくお願いいたします。
ルティエンス商会を出て、ライト達は冒険者ギルドツェリザーク支部に向かう。
何故かと言うと、ラウルが殻処理依頼をこなしている間ウィカはツェリザーク支部で留守番をしていたのだ。
どうしてそんなことになったのかというと。依頼書を持って窓口に出向いたラウルの肩に、ちょこん、と乗っかったウィカを見た受付嬢のクレハが
「ンまぁぁぁぁ。何とも綺麗で素晴らしい毛並みをお持ちの、可愛らしい黒猫ちゃんですねぇ♪」
と大絶賛し、さらには「殻処理貴公子様のお仕事の間、不肖このクレハが責任を持って黒猫ちゃんをお預かりいたしましょう!」と言い出したからである。
ラウルとしては、別にウィカを連れたまま殻処理依頼の仕事をしても全然構わないのだが。
キラッキラに輝くクレハの瞳からは『黒猫ちゃんと戯れたい!』という可愛らしい欲望がダダ漏れで、それに気圧されて断りきれなかったのだ。
フンス!と鼻息も荒くラウルに迫るクレハに、窓口のカウンター越しに立つラウルは「……ぉ、ぉぅ……」とたじろぐ。
一方渦中のウィカは、空気を読んでかラウルの肩から受付窓口カウンターにトトッ、と降りてクレハのもとに進んだ。
「うなぁーん♪」
「まぁまぁ、自らこちらに来てくれるなんて、何て賢くて素晴らしい黒猫ちゃんなんでしょう!殻処理貴公子様、この子の名前は何というのですか?」
「ぁー、ウィカという名だ」
「ウィカちゃん!見た目や性格だけでなく、名前まで可愛らしいですねぇ♪」
早速ウィカを抱っこしたクレハ、ライトからウィカという名を聞いて感激の面持ちでウィカに頬ずりしている。
こうなったらもう、クレハはラウルが殻処理依頼の仕事を終えるまでウィカを離さないだろう。
こりゃとっとと仕事をして、とっととライトを迎えに行って、サクッと稼いでくるか……と観念したラウル。氷蟹の殻処理依頼三件分の仕事に出かけた―――という次第である。
ライトとともに冒険者ギルドツェリザーク支部に戻ったラウル。
早速受付窓口に向かうと、そこにはウィカを膝に乗せて仕事をしているクレハがいた。
「殻処理依頼を三件こなしてきた。依頼達成の承認を頼む」
「あッ、殻処理貴公子様!おかえりなさいませぇー!」
「うにゃーん☆」
クレハの膝に乗っていたウィカ、ラウルの姿を見てトトト……とカウンターに乗り、ラウルの肩に飛び乗った。
それを見たクレハが、残念そうな顔で呟く。
「あらまぁ、ウィカちゃんとももうお別れなのですねぇ……寂しいですわぁ」
「そしたら姉ちゃんも猫とか飼えばいいんじゃないか?」
「そうしたいのはやまやまなんですが……私達姉妹は基本的に、クー太ちゃん以外の生き物は飼えないんですよねぇ」
「ン? そうなのか? 何か理由でもあんのか?」
ラウルの『クレハも猫を飼えばいいんじゃね?』という提案に、クレハは頬に手を当て目を閉じやんわりと否定する。
クレアがドラゴンの幼体『クー太』を飼っているのは、冒険者界隈でも有名な話だ。
だが、クレア十二姉妹がクー太以外の生き物が飼えない、というのはラウルどころかライトも初耳である。
の理由をラウルに問われたクレハは、ふぅ……とため息をつきつつ答える。
「私達姉妹は全員、クー太ちゃんを心の底から本ッ当ーーーに愛しています。そしてクー太ちゃんも私達姉妹のことを愛してくれています。そう、クー太ちゃんが私達姉妹全員に加護を与えてくれるくらいには、相思相愛なのです」
「そ、そうなのか……姉ちゃん達がドラゴンの加護なんてすげーもんを受けていたとは知らなんだ」
「うん、ぼくも今まで知りませんでした……」
クレア十二姉妹の知られざる秘密?を知ったライトとラウル、驚愕を禁じえない。
だが、長女のクレアはツェリザーク最大の脅威である邪龍の残穢を瞬殺したり、次女のクレエはレオニスとかけっこ勝負をして見事勝利を得る程の健脚を誇る。
そうした数々の驚異の実績を持つ姉妹、その秘訣の一つにドラゴンの加護があるのだ、と言われればライト達も納得である。
「で、ですね。他の生き物を飼うことで、万が一にもクー太ちゃんがヤキモチを焼いたり拗ねたりしてはいけない、という暗黙のルールが我が家にはあるのです」
「ぁー……確かにクー太ちゃんが嫉妬したら困りますもんねぇ」
「ええ。クー太ちゃんはとてもお利口さんなので、目に見えるような落ち込み方をしたり暴れたりすることは絶対にないのですが……それでもまだ幼体で幼い子どもですからね、今はクー太ちゃんだけを愛していこう!と姉妹の中で決まっているんです」
「そういうことだったんですね……」
クー太への深い愛を感じさせるクレハの話に、ライトは感銘を受けている。
そう、実際ライトが今まで見てきたクー太はものすごく賢い子だ。
クー太が怒ったりゴネたりしている場面なんて一度も見たことがないし、飼い主代表のクレアの言うこともちゃんと聞いていつもお利口さんにしている。
だが、どんなに賢い子であっても、クー太がまだ幼い子どもであるのは事実。
今はクレア十二姉妹の愛を一身に受けているからいいが、もし他のペットが出現したら―――クー太がどう思うかは分からない。
もしかしたら新しいライバル?に敵愾心を剥き出しにしたり、あるいは拗ねてクレア達の言うことを聞かなくなってしまうかもしれない。
そんなことになるくらいなら、他の生き物は絶対に飼わない!とクレア達が決意するのも理解できる。
「あ、でもお外で他の生き物に触るくらいなら問題ないですよ? 服なんかに多少匂いがついて、クー太ちゃんがクンクン、と嗅いでくることはありますけど。もちろん今日のウィカちゃんのような、ほんの数時間の触れ合い程度なら大丈夫なんです」
「家で飼ってずっといっしょにいなければ大丈夫、ってことですか?」
「そうですそうですぅ」
ライトの言葉に、クレハがうんうん、としたり顔で頷く。
外で一回二回会って触った程度ならいいが、人間以外の他の動物と長期間ともに過ごすと身体中にその動物の匂いが染みついてしまうらしい。そうなると、クー太の鋭敏な鼻は誤魔化せない。
人間社会で暮らす以上、いろんな人間の匂いがつくだけは仕方ないが、他の動物の匂いにクー太は割と敏感に反応するのだ。
「あー、でもぼく、最近全然クー太ちゃんに会えてないなぁ……クー太ちゃんは、いつもはどこで過ごしているんですか?」
「クー太ちゃんは基本的にクレア姉さんのところにいます。クレア姉さんがディーノ村で受付嬢の仕事をしている間も、出張所の建物の近くにいるか、あるいは出張所の中の一室でお昼寝したりしているはずです」
「え、そうなんですか? じゃあ、冒険者ギルドのディーノ村出張所に行けば、クー太ちゃんに会えますか?」
「ええ、会えますよ」
クレハとの会話で、クー太と久しく会えていないことに一抹の寂しさを感じるライト。
だが、クレハの話によればクレアがいるディーノ村出張所に行けば、クー太にも会えるというではないか。
これもまた、ライトにとっては初耳情報である。
ライトは今でもディーノ村の父母の家の手入れを欠かさず行っているので、必然的にクレアにも月に一度か二度は会っている。
なのに、冒険者ギルドディーノ村出張所でライトがクー太に遭遇したことは、実はまだ一度もない。
これは単にすれ違いだらけで運が悪いだけなのか、あるいは何か謎の力でも働いているのか。
話がだいぶ逸れてしまったが、ウィカがラウルの肩からライトの肩に移ったことではたと我に返るライト。
しかし、そんな中でもクレハはしっかり仕事をしていた。
ライトと雑談ながらも、その目は依頼主の完了サインをチェックし、その手は依頼完了のギルド印を捺したり、ちゃんと働いていたクレハ。さすがは何でもできるスーパーウルトラファンタスティックパーフェクトレディー!である。
ラウルの仕事をちゃんとチェックし終えたクレハが、ラウルに向かって声をかける。
「殻処理貴公子様、三件の依頼達成を確認いたしました。三日以内に報酬を口座に振り込みますので、後日ご確認くださいねぇー」
「了解。まだ他にもいくつか殻処理依頼が出ているようだから、そのうちまた来るわ」
「是非とも!ツェリザーク支部職員一同、殻処理貴公子様のお越しを心よりお待ちしておりますぅー!」
ツェリザークの悩みの種である、氷蟹の殻処理依頼が減って非常にご機嫌なクレハ。
昨今のぬるシャリドリンクブームにより、氷蟹の殻処理依頼も右肩上がりで増えてきていたのだ。
その問題を唯一迅速に解決できるラウルは、ツェリザークにとって正真正銘の救世主。故に『殻処理貴公子様』という奇天烈な二つ名で呼ばれているのである。
花咲くようなニコニコ笑顔のクレハに見送られつつ、ライト達は冒険者ギルドの転移門でラグナロッツァに帰っていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ツェリザークからラグナロッツァの屋敷に戻ったライト達。
時刻で言えば夕方の四時を少し過ぎた頃、空は徐々に茜色に染まっていた。
屋敷に戻るなり、ラウルはいそいそと厨房に向かう。
ルティエンス商会で手に入れた『呪いの鉄鍋』を早速使う気のようだ。
鼻歌交じりで厨房に入るラウルに、ライトも思わず笑いながら見守る。
そしてその日のラグナロッツァの屋敷での晩御飯は『呪いの鉄鍋で作った湯豆腐』と『普通の鉄鍋で作った芋煮鍋』という、二種類の鍋の食べ比べとなった。
テーブルの上には、一見美味しそうな鍋が二つ並ぶ。
湯豆腐の方は豆腐の他に白菜、長葱、椎茸、春菊などの野菜、そしてペリュトン肉の肉団子がたっぷり入っている。
一方の芋煮鍋は、里芋、長葱、こんにゃくというシンプルな具材に醤油ベースの味付けがなされている。
食卓についたレオニスが、テーブルの上の二つの鍋を見比べつつラウルに問う。
「何だ、今日は鍋物が二つもあんのか?」
「ああ。こっちの芋煮は俺の手持ちの普通の鉄鍋で、そっちの湯豆腐は今日ルティエンス商会で買った新しい鍋だ」
「ほう、新しい鍋を買ったんか。どれどれ……」
鍋の違いを解説しながら、手際よく人数分のお椀に取り分けて皆の前に置いていくラウル。
レオニスは、まずは芋煮の方から食べてみた。
「うん、普通に美味しいな」
「ご主人様よ、その芋煮の味をよーく覚えておいてくれ」
「ン? 何でだ?」
不思議なことを言い出したラウルに、レオニスは首を傾げつつ今度は湯豆腐を食べ始めた。
そして湯豆腐を口に入れたレオニス、何故かその動きが止まる。
「…………???」
「ご主人様よ、どうした?」
「……ぃゃ、この湯豆腐、何だか味がしねぇぞ……?」
レオニスは怪訝な顔をしつつ、豆腐だけでなく他の野菜も食べてみる。
だが、どういう訳か野菜の味すらも感じられないのだ。
仕方がないので、卓上醤油をダバダバとかけてみたのだが、それでも何故か味がしない。
非常に困惑した顔のレオニスが呟く。
「今日は俺、そんな疲れてねぇはずなんだが……」
「やっぱり味がしないのか?」
「ああ。お前の料理でこんなこと初めてだ……」
訳が分からない、といった顔のレオニス。
ここでラウルが種明かしをした。
「この新しい鍋な、実は『呪いの鉄鍋』なんだと」
「ブフーーーッ!」
ラウルのとんでもないカミングアウトに、レオニスが思いっきり噴き出した。
幸いにもレオニスの向かいには誰も座っていなかったが、盛大に噴き出したことでレオニスの器官に湯豆腐の欠片でも入ったのか、ゲホッ!ゴホッ!と噎せ込んでいる。
「何ッ!? 呪いの鍋だとッ!?」
「ああ。ただ、呪いと言っても食べた者が腹を壊すとかの害がある訳じゃない。呪いというのは『芋煮以外の料理を作っても、味が全くしないものが出来上がる』ってことらしい。俺も何度か味見したが、この通り身体は何ともない。だから安心して食ってくれ」
「いやいやいやいや、こんな味のしねぇもんを安心して食えって言われても……つーか、お前、何でそんなとんでもねーもん買ってきてんのよ???」
『呪い』という言葉を聞いて泡を食ったレオニス。
血相を変えて叫ぶレオニスを鎮めるために、ラウルが味見しても無事だったことをすぐさま伝える。
毒だの麻痺だのの呪いではないことに、レオニスはほんの少しだけ安堵するもやはり納得がいかない。
毒性はなくても味のしない鍋など食べる気が失せるというものだ。
レオニスは額に手を当て、はぁー……と大きくため息をつきながらラウルに苦言を呈した。
「ったく……お前が料理馬鹿なことは知ってたが、こんなゴミにまで手を出すとは思わなんだ。見損なったぞ、ラウル」
「いやいやいやいや、ご主人様こそ勘違いしないでくれ。この鉄鍋はな、芋煮以外は作れないが、芋煮を作ればそれはそれは天にも昇る美味なる鍋になるんだそうだ」
「……芋煮鍋で昇天? 意味分かんねぇ……」
レオニスにしてみれば、味が全くしなくなる鍋などゴミ以下の鉄屑にしか思えない。
だがそれは、この鉄鍋の真価を確かめてからでないと判断は下せない。そしてその真価とは『芋煮を作れば超絶美味』という、常人には理解し難いものであった。
「ま、この鉄鍋の真価は明日分かるさ。明日はこの『呪いの鉄鍋』で芋煮鍋を作る。だから皆、今日ここに出した普通の芋煮鍋の味をよーく覚えておいてくれよ。どれだけ違いが出るか、俺にもさっぱり予想がつかんがな」
「「「………………」」」
ラウルの調理実験に付き合わされることになった、ライトとレオニスとマキシの三人は思わず黙り込む。
ラウルが料理馬鹿なのは皆知っていたが、よもやここまでとは思っていなかった。
レオニスは横に座っているライトに、ゴニョゴニョと耳打ちした。
「ライト……お前も今日はラウルといっしょにツェリザークに行ってたんだろ?」
「うん」
「だったら何でアレを止めなかったんだよ?」
「だってー……芋煮が美味しく作れるって聞いたラウルが、すっごく嬉しそうにしてたんだもん……」
「だからってお前……」
呪いの鍋の購入を止めなかったライトを責めるレオニスに、ライトは必死に抵抗する。
「それに、ラウルが殻処理の仕事で稼いだお金で調理器具を買うのを、ぼくが止められると思う? てゆか、レオ兄ちゃんだって止めらんないと思うよ?」
「ぐぬぬぬぬ」
ライトの正論逆襲に、レオニスはぐうの音も出ない。
ラウルの調理器具に対する拘りの強さは、人一倍どころか人百倍、人万倍も強いことは、他ならぬレオニスが一番よく知っている。
そしてもしこれが、買い物の資金源がレオニスだったならば、その使い方にも口出しできる。
しかし、ラウルが自分で稼いだ金で気に入った調理器具を買うだけだ!と言われれば、如何にレオニスでもそれ以上とやかくは言えなかった。
ライトの紛うことなき正論に、レオニスは観念したのかがっくりと項垂れつつ呟く。
「はぁー……しゃあねぇなぁ、そしたら明日の絶品芋煮とやらに期待するしかないか」
「そうだねー、ラウルのことだからきっとすっごく美味しい芋煮を作ってくれるよ!」
「何かもう……ラウルって本当に、どこまでもラウルですよねぇ……」
レオニス同様がっくりと項垂れるマキシ。
マキシも人里での食事というものにすっかり慣れている分、味のしない食べ物にかなり衝撃を受けたようだ。
その衝撃のせいで出てきた『ラウルって本当に、どこまでもラウル』という、謎のパワーワード。その不思議な響きに、ライトは思わず噴き出した。
「ププッ……そうだね、ラウルはどこまでもラウルだよねー」
「全くだ……いつもは美味い飯に拘るやつなのに、調理器具に拘り過ぎて呪いの鍋にまで手を出すところがラウルらしいよな」
「ラウルに言わせれば『そういう尖ったのが一つくらいあってもいい』ってことになるらしいよー」
「ったく、尖り過ぎだろ」
「とりあえず、明日の芋煮を楽しみにしましょう」
くつくつと笑うライトに、最初は渋い顔をしていたレオニスとマキシも次第につられて笑い出す。
ラウルはいつも美味しいものを食べさせてくれるから忘れがちだが、料理に失敗はつきもの。砂糖と塩を間違えたとか、牛乳と飲むヨーグルトを間違えたとか、世の中には失敗談などいくらでも溢れている。
ラウルだって神様じゃないんだから、料理に失敗したことだってきっとあるだろう。一度や二度の失敗如きでラウルを責めるのは大間違いだということに、ライト達は気づいたのだ。
何故なら皆、普段からラウルの料理の世話になっているのだから。
ゴニョゴニョと話し合うライト達の脇で、ラウルは自分が作った二つの鍋物を真剣に食べている。
特に『呪いの鉄鍋』の方の湯豆腐を念入りに食べるラウル。口の中で無味無臭の豆腐を噛みしめながら、何やらブツブツと呟いている。
「おおお……味がしない鍋物ってのは、こんなにもっさりとするもんなのか……湯豆腐のために昆布で取った上品な出汁も、他の具材の野菜や肉団子の旨味も、きれいサッパリ消えてやがる」
「この俺様の料理を、こうも完膚無きまでに打ち消すとは……さすがは『呪いの鉄鍋』と呼ばれた鍋だ……」
「クックック……明日の芋煮鍋の味が楽しみになってきたぜ……」
味のしない湯豆腐をもっしゃもっしゃと食べながら、冷静に分析しているラウル。
呪いの力によって料理を台無しにされたことを怒るでもなく、むしろ強大な敵として捉えるあたりが実にラウルらしい。
そして本来の用途である芋煮の味を楽しみにするとは、どこまでも我が道を行くラウルである。
そんなラウルの独り言を、ライト達は笑いを堪えつつ眺めていた。
前書きにも書きました通り、今話は拙作における2023年最後の投稿となります。
これは第1050話後書きにて呟きました通り、大晦日と正月三が日をお休みして、その間に各種設定をまとめてBCO世界資料集を充実させよう!という目論見であります。
いい加減本当に何とかしたい!という思いと、年末年始という特別な機会でもなければ着手できなさそうというのもありまして。これを機に、サイサクス世界の各種データを整理整頓してより楽しく、より分かりやすくする所存です!(`・ω・´)
……って、ぐーたら寝正月してしまう可能性もあるのですが(´^ω^`)
何をどう充実させるかはまだ未定ですが、少なくともBCO世界資料集に3ページは新しく何か追加したい!とは思います。
そんな訳で、2023年最後のご挨拶をば。
今年もたくさんの方々の温かいご声援により、ここまでやってこれました。
特に今年は作者の周りに不幸が多く起きてしまい、途中何度かお休みさせていただいたこともありました。
ですが、筆を折ることなくここまで書いてこれたのも、ひとえに読者の皆様方の応援のおかげです。本当に本当にありがとうございました!
来年の1月4日から再開予定、作者も四日間のお休みで英気を養います。皆様も良いお年をお過ごしくださいませ。
また来年も、拙作の子達が織り成すサイサクス世界の物語をどうぞお楽しみに!




