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僕の私のヒーロー  作者: 日向 ゆい
3/4

__なんてことの無いことが、すごく嬉しかったりするby大宮 日向

「__まな!おい、茉菜!?」

「__ひっ!?」

…話をしてたのにスルーする山菜を見て、声をかけたのにまだ無視するから大声を出してみたら全力でビックリされた。…なんとなく頬が赤かった気がするけど、多分気のせいだろうな。

「…大丈夫か?」

「大丈夫です…ちょっと考え事してて…」

……なんとなく大丈夫な気がしなかったけど、本人が言うならそうなんだろう、と思い話を戻した。

「ならいいけど…とりあえず、今日みんなでセクションするらしいから、早めに曲の練習しとけよ」

「…わかりました。」

「わかりました。」

もうひとりの後輩である梛宮と山菜に同じタイミングで返事をされた。返答に困ったからとりあえずスルーしたけど。

「……山菜、なんか変だったな。」

名前で呼んだの、ほんとは嫌だったのかなー。とか思いながら一人で黙々と練習をしてた。

「__大宮」

少し経ったあたりで後ろから声をかけられた。振り返ると、千花さんが居た。

「…どうした、千花さん」

「…今日のセクションなんだけど__」

僕はこの人が好きなんだろうか。いや、話してて楽しいしたまにずっと話してたいなーと思う時はあるけど、可愛いし…人気がありそうで、なんとなく雲の上の存在…みたいな気がして、告白しても振られるだろうな、と思って諦めているのが現状だ。

「__って事だから、すぐに始めていい?」

「…お、おう…いいよ?」

そういうと、千花さんは「それじゃ、頑張ってね」とだけ言って自分の練習場所に戻って行った。

「……どーしよ、話聞いてなかった」

まぁ、すぐに始まるのがわかっただけいいかな。と思いながら練習を再開した……

※ ※ ※

「__…疲れた。」

ミーティングが終わり、片付けをしてる途中で、思わず声が出てしまった。

「…お疲れ様です、先輩」

「ほんとに疲れた…んで、今日って片付けるの?」

たまたま近くを通って声をかけられた若葉に明日の日程を聞いてみた。

「…明日は、確かあります!」

「うわ……マジか…」

この学校は1年生だけが『芸術』と言って音楽か美術を選択して受けることになっている。その音楽がない日は音楽室に楽器を置いてもいいが、その日以外は全部元通りに直さないといけないという地獄が待っているのだ。

「まぁ、頑張ってください」

「頑張りたくねぇ……」

その発言に苦笑いされながら楽器の片付けを始める。そこから数十分後…片付けが終わり、やっと帰れるようになった。

「……ありがとうございました。」

そう言って靴を履いて音楽室を後にする。これがいつもの流れなのだ

「…なぁ、大宮」

「……どうした昇也。」

楽器は違うけど同じ男子メンツだから仲良くしてる昇也と話しながら近くのコンビニまで歩いていく。追加の日課である。

「鳴らねー楽器なのにどうやって鳴らすといいんだろうな」

「……僕にはさっぱりわからん。」

高1からこの部活を始めた僕はほかの楽器はおろか自分の担当する楽器すら細かいとこはさっぱりだから、どう対処するといいのかはさっぱりわからなかった。だから曖昧な返事しかできないのが少し辛かった。

__ピコーン__

携帯が鳴ったので見ると、山菜からRIGHTが来てた。そこには

『お疲れ様です!』

と言うあっさりした文章が送られてきた。それに苦笑いしながら

『…おつかれ、頑張ったな』

とだけ送って昇也との会話に戻って言った。

なんてことないコメントなのに、すごく嬉しくなるのはなんでなんだろうな。って考えたけど、結局わからないままだった__

……勢い余って2話も投稿してしまった…w

これからも少しずつほかの話も更新していくのでゆっくり待っていてください!

…頑張って異世界現実と怪異探偵も1話くらい今日更新したいでふ←

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