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俺はあなたに一途です。  作者: 真室裕利
5/12

リア充(仮)①


俺が人生で初めてリア充(?)になってから1日が経った。昨日の夜はなんだか不思議な気持ちでよく眠れなかった。



1日限定で美紅ちゃんの彼氏とか………はぁ、どうしようかなー。全く想像がつかない。そう言えば明日が初デート(?)の日か。



確か美紅ちゃんの友達のリア充に会うんだった。果たして、明日のダブルデート(本物リア充と偽物リア充)はどうなるのだろうか。………うん、不安しかない。



昨日、美紅ちゃんから告白もどきをされた時に色々説明されたな。確か、美紅ちゃんの友達を浅野晴香(あさのはるか)ちゃん、その彼氏を荻原悟瑠(おぎわらさとる)くんというらしい。



美紅ちゃんが俺を選んだのって顔以外に理由は無いものなのだろうか。ちょっとは性格が良いからとか言ってくれたらもっと嬉しかったのに。まあ、所詮明日1日だけのことだから誰でも良かったのだろう。


今思うと本気で告られると思った自分が恥ずかしくてしょうがない。


ふと、美紅ちゃんの方を見ると、たまたま目が合った。美紅ちゃんは授業中なのにこちらに向かってニコッとした。



ちょっと〜可愛いすぎるんですけど〜。どストライクなんですけど〜。本当に俺のことが好きなのかって勘違いしちゃうんですけど〜。



もー、俺が諦めようとしても美紅ちゃんがあんなじゃ諦められないじゃん。これで俺が新しい恋ができなかったら美紅ちゃんのせいだからな!




「はーい。昨日言っといた小テスト始めるぞ〜」




なん………だと?小テスト?そういや、昨日、俺が告白すること考えてる時に言ってたな。まぁ、俺なら不合格にはならないはずだから大丈夫だろう。




「あ、先に言っとくと今回の小テスト、ノー勉だと多分落ちるぞ。」



はい〜早速フラグ回収〜。さっき言ったばかりのもんこんな早くに回収するなんて俺天才かも?……とか思ってる間にテストのプリントが回ってきた。









結果………追試。だろーな、俺ノー勉で受かれるほどの天才ではないからな。はぁ、月曜にしっかり追試うけるか……。




ってかそれよりも明日のことだ。ちゃんと美紅ちゃんと設定を決めとかないと!話が合わなかったら疑われてしまう。それは困るから決めないと……もうすぐで授業も終わるだろう。放課後に美紅ちゃんと話すか。



よし、これで今日話す内容は決まった。もう一安心だ。んじゃ、あと少しだけど授業真面目に聞いとくか。

不定期に投稿します。

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