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詩のこと

作者: 又此空太

 ああ明日の表情は覚えている。明日僕はまた死ぬだろう。それは覚えている。だから、そういうことだ。明日僕は処刑台で処される。

 それだ。

 わたしが死ぬ時に、母は、父は、泣いてくれるだろうか。ーーーーーーーーーー。許してくれないかな。この僕の罪を。

 ああ明日晴れないかな。はあ気持ちよく旅立ちたい。快晴だ。

 昨日のことなんて覚えていない。あるのはいまだけだ。そして未来。

 ーー。過去のことは置いといて、置いておく。それはともかく僕は死ぬ。そして死ぬ。

 合法的に国に殺される。死刑で。

 きのう、サリンジャーを読んだ。泣きたくなった。いま持って再読してる。いい本だ。

 殺された人のことを思うと、ーー悪いと思う。ーーでもこっちも気が沈んでいたんだ。公平だろ?

 ああ神様、来世ではマシな人生を!

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