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『霧島華音』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第2章 『船幽霊(もうれんやっさ)』
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『船幽霊(もうれんやっさ)』  終 ~此処ではない何処か~

其処は深い闇の中。

海よりも、地よりも深く暗い。

その中になお暗き影が二つ。


「主様。」

「『楔』の一つがチカラを失ったようですわ」


一つは、女の声。


「場所は?」


もう一つは、低い男の声。


「東の海の底ですわ。」


「東の海・・・あの『桜』がある場所の近くか。」


「どうなさいますか?」

「新たな『楔』を打ち込みますか?」


「・・・いや、その地に関しては暫し様子を見る。」


「主様の御心のままに。」


深い闇の中、二つの影が揺らめいた。

其処にはもう、影は居なかった。

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