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『霧島華音』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第6章 『千重の桜』
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『千重の桜』 序 ~忘れられし『桜』~

世の中に不思議な事は結構ある。

例えば『精霊』は存在し、『魔術』だってある。

そんな『不思議』を扱う『何でも屋』があるのは不思議じゃ無いのかも知れない。



学校の裏手、長い石段を上り、幾つかの鳥居をくぐり、上りきった所にある小さな社。

その社の裏、人が一人やっと通れる程の道を抜けた先に開けた場所がある。

其処には、ご神木である大きな『桜』の老木がある。

幾重にも連なるその枝振りからか、その『桜』は、


『千重の桜』


と呼ばれていた。

しかしこの『桜』は、数十年前から花が咲く事は無かった。

その内にこの『桜』の事を知る者は少なくなり、何時しか祀っている土地神の事も、その神がどのような神であったかも忘れ去られていった。

それでも、その『桜』はこの街を見守っていた。

この土地で一番高い場所から・・・


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