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『霧島華音』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第4章 『自分攻略サイト』
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『自分攻略サイト』 終 ~何気ない一日のハジマリ~

「花子っ回復を香奈に!」


「分かってますよ華音様!」


・・・

・・・


「今何時だ?花子」


「えっと・・・深夜32時ですね。」


「・・・素直に朝8時と言え。」

「結局20時間耐久ネトゲしてしまったじゃないか。」


「それは、私の所為じゃありません。」

「だいったい、『紅蓮』がですね・・・」


さて、此処は『霧島華音』である。

週末深夜のネトゲが通例になっている今日この頃で、この日も前日のお昼から〜と言う廃人っぷりだ。

最近は香奈も始めて、直哉、香織、知真、葉和、花子に華音と7人で遊ぶことも増えた。

実に不健康である。

とは言え、華音と花子以外は深夜の合流で、20時間耐久とかはやっていない訳だが。


「・・・」

「花子、テレビ付けて。」


「まったく、その位自分でやってくださいよ。」


ぽち。

花子は、華音のすぐ近くにあったリモコンでTVを付ける。


「9月22日、朝のニュースの時間です。」

「昨日夕方、てうし市、銀座通り『ココロード』で居眠り運転のトラックが人を撥ねる事故がありました。」

「トラックに撥ねられたのは、近くに住む佐藤一郎さんです。」

「佐藤一郎さんは、近くの小学校に通う辺見留美ちゃんを庇って撥ねられた模様で、すぐに鳥田総合病院に運ばれました。」

「全治一か月の重傷ですが、命に別状は無いようです。」

「次のニュースです・・・」


「運命は・・・変わったみたいですね。」


「いや、元々こういう運命だったんだよ。」

「・・・きっとな。」

「兎に角・・・」


「『さのや』が食べれそうだな。」「『さのや』が食べれそうですね」「にゃー」


9月22日。

今日も何気ない一日が始まる。

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