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『霧島華音』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第3章 『黒歴史ノート』
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『黒歴史ノート』 終 ~やっぱり黒歴史は繰り返す~

あれから、1週間が経った。

後から聞いたが、あれは『付喪神つくもがみ』の仕業だったらしい。

俺は、『コマンダーベータ』こそが、その『付喪神つくもがみ』だったんじゃないかと思う。

だから夢から覚めたのち、『黒歴史ノート』はその『チカラ』を無くしたんだ。

俺と香織が望んだ夢の世界。そして、みんなが望んだ夢の世界。

あの世界は、どうなったんだろう?

その時、俺の携帯がなった。


「ちょっと、お兄ちゃんっTVつけてっ今すぐ!!」


あれ以来、昔の様に『お兄ちゃん』と呼ぶようになってしまった香織からの電話である。


「なんだ、藪から棒に・・・」


俺は、言われるがままにTVをつける。

そこに映っていたのは・・・


SECA開発、世界初のVRマシン『ドリームプロジェクト』発表!!

専用ソフトは、『ファンタジースターオンライン2』!!


の文字が躍っている。


「この『ドリームプロジェクト』は、まるでそこにいるかのような感覚で・・・」

「・・・兎に角。これはもう一つの世界です。ぜひご体験ください。」

「そして、『ファンタジースターオンライン2』については、新種族として『ベータ』が使用できます。」

「実は『ベータ』は、昔『アース』に住んでいた人間だったんです。」

「それを知ったある冒険者達の活躍により、和解したという設定です。」

「また・・・」


そして、『アース』において、『ベータ』と和解したと発表されていた。


「そう・・・か・・・和解したんだな。」


「だね。平和になったんだ・・・良かった。」


「しかし、新たなる脅威『アルファ』が迫ります!!」

「詳しくは〜発表の・・・」


新たなる脅威『アルファ』・・・


「香織っ!!」


「うん、お兄ちゃん!!」


俺達の新たなる旅立ちの日は近い。

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