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第八話 波乱・後編

 フレイ・リベンジたちは酒宴を行っていた。さすがに大騒ぎをしているわけではないが、それなりに場は盛り上がっている。サイズウルフとアックスツヴァイという仲の悪い二人が揃っているにもかかわらず、軋轢は発生していない。サイズウルフは空腹から腹いっぱいになるまで食べたので満足していたし、その食事の様子を見ていたアックスツヴァイはややげんなりしていて、サイズウルフをからかう気力もない。自分のグラスに注いだ酒を、ちびちびとやっている。


「それにしても警察のみなさんはまだ帰らないわけですか」


 スピアエルダーがその話題に触れた。時刻は既に午前二時になろうとしている。

 すでにサイズウルフは毛布をかぶって横になっていたし、ソードバイスは酔い潰れたのか完全に寝ている。まともに返答ができそうなのはアックスツヴァイしかいない。


「たぶん、まだ。令状がとれるまでそこにいるつもりなんだと思う。私たちを逃がさないために、ね」

「無駄なのに。踏み込まれたら多分、実力行使になるでしょうしね。施設にとっては、今年一番の波乱になるかな」

「本気でそう言ってるのかい、スピアエルダー」


 チェイサーを飲みかけていた手を止めて、アックスツヴァイはスピアエルダーを見る。


「どういうこと?」

「相手は警察、国家権力だよ。ヤクザより性質が悪い。そんなものを相手に実力行使に出たら、終わり。多分この施設の母体になっている会社ごと、一切の設備を放棄さぜるを得ない」

「警察って言っても、たかが銃器を持って日ごろ鍛えてるくらいの人間でしょう。何をそんなに恐れる必要があるの」

「あんた、予想外に刹那的な考えをするんだね」


 眉をひそめ、アックスツヴァイはチェイサーを飲み干した。スモークチーズをとって、口に入れる。


「その場はそれでよくても、警察組織に喧嘩を売ることになるんじゃない。警察組織は国家権力なんだから、つまり国に対して喧嘩を売ることになってしまうと思わないかい」

「なるほど」

「国に対して喧嘩売っても勝ち目ないだろうに。どんだけ強大な武力を施設がもっているとしても、経済から疎外されたら食糧の調達だってままなりやしない。ましてや、ここにはブラックホールみたいな食欲をしたわんこちゃんがいることだしさ」

「逆に、国を武力でもって制圧してしまえばよろしいのでは」


 淡々とそう言ったスピアエルダー。その目は本気だった。


「それが可能だと思っているのなら、あんたはおめでたいよ」

「そう?」


 スピアエルダーは目を閉じたまま、ニコリと笑ってみせた。


「ここにいるfrシリーズの面々は多分、世界で一番強い連中だと思う。銃弾でも、炸薬でも私たちを止めることはできない。軍隊の一個師団を相手にしたって、この四人が揃っていれば負けはしないんじゃないかな」


 そう言われて、少し考えてみることにする。

 確かに、フレイ・リベンジである自分達は強い。とりわけfr-01サイズウルフ、彼女の強さは今さら語るまでもない。一撃で車をも切断する膂力、銃の狙いからも逃げ回ることの出来る俊敏性、恐らく自分達の中でも抜きん出た実力だろう。だがそのサイズウルフの武勇をもってしても、軍隊の一個師団を相手にするのは不可能だ。多勢に無勢というものである。

 スピアエルダーの言うことには、人員の疲労が計算に含まれていない。そういうことである。

 だが、そうした理論で反論をしようとしたアックスツヴァイが振り返っても、スピアエルダーはテーブルに頬杖をついて微笑んだままだ。


「みんなの力を合わせられたら、誰にも負けはしないよ」

「フレイサイズにも?」

「もちろん」


 言いながら、スピアエルダーがテーブルの上や下にころがるゴミを片付け始める。宴は終ったのだ。後片付けの時間である。スピアエルダーはそういうところに気がきく。


「警察や国にだって、負けないよ」

「そうかい」


 反論する気力がなくなった。アックスツヴァイはため息を吐く。


「もう片付けるものないね? 私部屋に戻って休むよ」


 一通り片付けたスピアエルダーがゴミをまとめた袋を持って立ち上がった。酒瓶があるせいか、重そうである。


「ああ、私のものは自分で片付けるからいい」

「そう、じゃあまた。あんまり遅くまで飲んでちゃ身体に毒だよ」

「ちょっと待ちなよ」


 アックスツヴァイは、部屋から出て行こうとしていたスピアエルダーを呼び止める。呼びつけられたスピアエルダーが振り返った。


「いいもの、あげる」


 いつのまに持ってきたのか、足元に転がしていた包みを開け始める。中から出てきたのは厚手の白い布だった。薄い灰色で、チェック模様が入っている。それをスピアエルダーに放り投げた。


「これは、何?」


 片手でそれを受け取ったスピアエルダーだったが、何に使うものなのかわからない。


「ストールだよ、お嬢さん。肩からかけるなり軽く巻きつけるなりして使う防寒具。あんた寒そうにしてるから、使いな」

「そう、ありがとう。こんなふうに使うのかな」


 ゴミを置いて、軽く肩にかけてみる。白いストールがケープのように肩を覆った。


「まぁそんなとこでしょ、そいじゃさっさとおやすみ。あんたの言うとおりなら、いつ施設側が実力行使に出るかわかったもんじゃない」

「そうだね、おやすみ」


 ストールを肩にかけたまま、スピアエルダーは部屋を出て行った。

 扉が閉じられる、と同時にソードバイスが起き上がった。完全に寝ているようだったが、実は起きていたらしい。


「ふう、姐さん。スピアエルダーは部屋に戻ったのですね」

「まぁそうだろうさ。お前もさっさと部屋で寝たらどうだい?」


 そう言ってやったのだが、ソードバイスは動かなかった。彼はアックスツヴァイの使っていたチェイサーを勝手に飲み、グラスを置いた。


「一人寝は寂しいじゃないですか。特にこんな、いつ大騒動が起きるかわからないようなときじゃ」

「私と?」


 ソードバイスはアックスツヴァイの目を見ていた。紅いルージュは酒などで落ちているが、彼女の象徴ともいえるアイシャドウは健在である。血のようなアイラインが、ソードバイスを見つめ返した。


「もちろん」

「ここで?」


 アックスツヴァイは妖しく微笑んでそう訊ねる。酒のためか、彼女の頬は赤い。


「嫌ですか」


 真顔でソードバイスがそう言う。似合わない馬鹿真面目な科白に、思わず噴き出しそうになった。すぐ近くでサイズウルフが寝ていなければ、我慢できなかったに違いない。


「誘ったのはあんたじゃないか」

「そうですね」


 寝台は二つある。片方はサイズウルフが使っているが、もう片方は空いている。ソードバイスはアックスツヴァイに近寄って、彼女を押し倒そうとした。

 が、アックスツヴァイは抵抗した。顔は笑っているが、身体は押し倒されてくれない。


「焦るない、わんこが寝てるんだ」


 軽く目を閉じて、アックスツヴァイがささやく。


「夜の相手をするのはいいけど、声をたてるなよ。私は自信あるけど、お前が変な声をあげてわんこちゃんが起きたら」

「最悪ですね」


 ソードバイスは眉をひそめた。彼も酔ってはいるが、前後不覚になるほどではない。


「もしそうなったら、無理やり押し倒されたって言うからな。それでいいなら」


 アックスツヴァイは笑みを強めて、軽く右目を閉じてみせた。

 無言でソードバイスが頷く。彼はようやく行為に及ぼうとした。

 瞬間、かんしゃく玉を踏み潰したような音が響いた。階下からだ。


「なんだ?」


 寝ていたサイズウルフが跳ね起きた。アックスツヴァイが慌ててソードバイスを突き飛ばす。哀れな彼はテーブルの角に頭をぶつけた。


「銃声みたいだね」


 アックスツヴァイは衣服をただし、立ち上がった。まだ酔いは残っているが、意識は覚醒している。


「姐さん、痛い」


 そんな声を無視し、床に転がってしまっているソードバイスを踏みつけ、仮眠室を出た。サイズウルフも後に続く。彼女は毛布をかぶったままだ。

 すぐに、一階の玄関目指して走り出す。ソードバイスも部屋から出て、ついてくるようだ。しかし彼のことを待つ必要などない。アックスツヴァイは急いでいた。何が起きたかを確認するため、警察がいたという玄関へ走る。


「なんてこった、スピアエルダーの予想があたるなんて」

「どんな予想だ」


 後ろからサイズウルフが訊いてくる。アックスツヴァイは簡潔に応えた。


「施設が武力でなんとかするってことさ」

「なんだ」


 サイズウルフは安堵したように短く言った。


「好都合だ」

「なんでさ」

「これでもう、誰にも遠慮しなくていいじゃないか。存分に暴れられるってわけだな」

「本気で言っているの? わん、いや、サイズウルフ」


 振り返り、銀色の髪をした戦士を見やる。


「当然だろう、それが戦士の本懐だ」


 玄関に到着した。アックスツヴァイはそこに倒れている男を発見する。彼は胸を撃ち抜かれており、すでに絶命しているようだ。白衣を着ていないし、ネームプレートもつけていないので施設の人間ではない。恐らく刑事だったのだろう。


「サイズウルフ、刑事が倒れてる。射殺されたみたいね」

「それがどうやら銃声の正体か。しかし、撃ったのは誰なんだ?」


 サイズウルフは疑問を発した。


「研究員でしょう、恐らく他の警察官も始末するために、外へ出ているものだと思われます」


 その声にふと見ると、スピアエルダーが立っている。どうやら銃声を聞きつけて、アックスツヴァイたちよりも早くここに来たらしかった。


「じゃあ、やはり施設は武力行使を選択したのか」

「そう考えるのが自然かな」


 スピアエルダーはストールをかけたままだった。


「ふん。スピアエルダー、警察官達はまだ残っているか」


 サイズウルフがそう訊ねる。どうやら暴れたいらしいが、彼女の目はまだ回復していない。スピアエルダーはかぶりを振る。


「もう、ほとんど片付いてしまったようです。二十名近くの警察官が撃ち殺されました。銃声はサイレンサーでかなりおさえられたようです。最初の一発だけは忘れたのか、応戦されたのかわかりませんが」

「つまらないな。武力を行使するなら呼んでくれればよかったのに」


 不満そうに言うが、サイズウルフが呼ばれなかった理由をアックスツヴァイはなんとなく察している。派手に大暴れされて、一人でも取り逃がすようなことになればまずいからだ。確実に一人ずつでも射殺したほうが安全だと判断したのだろう。


「安心しなよ、わんこ。明日からは多分、忙しくなるから」


 アックスツヴァイは撃ち殺された刑事に背を向けた。


「なら、戦えるのか?」


 そんなはずはない。


「引越しだよ、多分この施設全部、引き払うことになるさ」


 右目を閉じて、アックスツヴァイは片手を振った。



 フードをかぶり、深夜のビルの屋上に立っているフレイアックスはこの事態を見ていた。

 ニューフレイ製薬の研究施設がここにあるということは、調査によって判明している。このため、フレイアックスはこの施設をちょくちょくと見に来ていた。周囲で最もこれを見るのに都合のよい建物も調べてある。

 先ほど、ここに来たときにはすでに施設が警察に囲まれており、異常事態だと思ったフレイアックスはそのまま観察していた。

 すぐに事態は進展した。一発の銃声の後、研究員が玄関付近に現れた。彼らは数人単位で行動し、施設の周囲を取り囲むように立っていた刑事たちを次々と殺害していく。十五分もかからず、刑事たちは全滅してしまった。このことはすぐに警察も把握するだろうが、その後の対処がどうなるのかはわかりかねる。

 耳に銃声が届いたのは、一度だけだった。その後はサイレンサーで消されたか、刃物を使ったのか。フレイアックスの立っているビルの屋上からは施設は遠い。夜の暗さもあり、そのあたりは見ることができなかった。だが、倒れた刑事たちが死んでいるのはほぼ確実だ。フレイソードならば見えたかもしれないが、彼ほどの視力をフレイアックスはもたない。

 何が起こるのかはわからないが、施設側も覚悟を決めたということがわかる。製薬会社の外面は捨てて、国家との戦いを演じることになるだろう。そこに自分達の介入する余地があるかどうかはまだわからないが、自分達にとっては都合がいいともいえる。先ほど新堂が言っていたことがその理由になる。戦闘状態になっている施設側の管理体制は、人員的な問題があってさほど厳しいものではないだろう。


「フレイアックス、ここにいたか」


 背後に気配が出現し、声をかけてくる。フレイソードであることは振り向かなくてもわかる。

 フレイアックスは引き続き施設の様子に目をやっていた。

 やってきたフレイソードはフレイアックスの隣に立ち、自分も施設を見下ろす。彼の視力は闇夜の中にも、倒れている刑事たちを見る。


「何があったんだ?」

「施設側の研究員が刑事たちを殺した」


 フレイアックスの返答は淡々としていた。


「まさかここまでことを大きくするなんてな、施設はどうやら、よほどの自信があるらしいな」


 運ばれていく死体を見ながら、そう言って舌打ちをする。だがフレイアックスは動じない。


「フレイ・リベンジをあれほど早期に完成させるほどの技術があるのだから、戦力に関してはその自信を支えられるだけのものがあるといえる。この俺や、お前をつくったのも施設なのだからな」


「そうか。確かにそうだな。しかしな、それって意外と空虚にも聞こえるぞ。高い鼻ほど折れやすいもんじゃないか」

「だが現実として、お前も俺もソードバイスに圧倒されたではないか」


 フレイソードは顔をゆがめた。確かにその通り。fr-02ソードバイスに圧倒されて、ほとんど手出しできなかった。


「しかしそうも言っていられないだろ」

「無論だ」


 頷くフレイアックスだが、視線は施設に向けられたままである。仕事熱心だといえた。刑事たちの死体が研究員によって施設の中に運び込まれていくさまが見える。


「私たちって、一体何のために新堂に従ってるのかわからんな」


 フレイソードがそう言った。最後の一人が、施設の中に運ばれた。


「何を言っている」


 そこでやっとフレイアックスがフレイソードの顔を見た。


「お前はそういえばさっきまで、あの二人と一緒だったな」

「フレイサイズとフレイスピアのことか」


 これ以上は進展がなさそうだと感じたのか、フレイアックスはその場に腰を下ろす。頭にかぶっていたフードを取り、耳を露出させた。夜風に解放された耳がぴくぴくと動く。


「そう、とくにフレイスピアだ」

「ああ、あいつならほとんどずっと風呂だった」

「なんだ、話さなかったのか」


 フレイアックスは頷いた。彼はもっぱらフレイサイズと遊んでいて、特に重要な会話はしていないと思っていたので、それ以上何かを言う必要性を感じなかった。


「そのフレイスピアについてなんだが」


 努めて軽い調子で、フレイソードはそう切り出した。


「ちょっと新堂に対して依存しているとは思わないか」

「あいつは情にあついだけだろう」

「そうか?」


 フレイアックスは座ったまま、下を向いてしまう。しかしフレイソードは構わずに話し続けた。


「あれはちょっと、ただ目的が一致したから協力し合っているという範囲を超えていると思うのだが。どう思う」

「そうだとしても何の問題もない」

「いや、確かにそうだが」


 察しが悪い、と思わずにいられなかった。こうした話題に触れたくないだけかもしれないが。


「正直なところ、フレイスピアは結構な美形だと思う。気にならないほうがおかしいだろう」

「俺にはわからない。fs-03が綺麗だと思うのは、そういうふうにあいつが作られているからだ。それ以外に思うところがあるのか」

「ある。お前だって男なんだろう、フレイサイズに対しても、何も思わないのか?」


 そう言われて、フレイアックスは顔をあげた。ふむ、と考えてみる。

 確かにただの仲間というだけで終らないような思いは感じていると思えた。仲間という中でも一段上のものをフレイサイズに対しては感じているだろう。そうしたところに思い当たったため、フレイアックスはそれを告げた。


「だろう、じゃあ私のフレイスピアに対するものもわかってくれるだろう」

「俺がフレイサイズに感じているように、お前もフレイスピアに対して何か一段上のものを感じているのか?」

「そう、そうだ」

「ふむ、俺にはわからないが、お前がそう言うのならそうなんだろう。それで、お前は何がしたいんだ」


 淡々とした調子を崩さず、フレイアックスは訊ねてくる。すぐにフレイソードが応えた。


「私がこう思っているということを、できたら伝えたいと思うだろう」

「それだけか? なら俺に相談する必要はないだろう」

「しかし、彼女は新堂に依存しているじゃないか」

「構うまい」


 フレイソードは目を見開いた。大胆すぎる。しかし、たった今直接自分の目で波乱の幕開けを見た。これから先、誰が命を落としてもおかしくないだろう。ならば躊躇している暇などないかもしれない。


「そういうわけにもいくまいよ」


 しかし、フレイソードはそう言った。さすがにここにきて、フレイアックスも勘違いに気付く。

 自分がフレイサイズに感じているものは、愛情には違いないが家族愛に近いものである。成長を見守りたい、不幸になって欲しくないという位置づけのものであり、言うなれば父親が娘に対して注ぐような類の愛だったのである。対して、フレイソードのものは完全に男女愛といえる。添い遂げたいという想いが多分に含まれた愛である。


「ふむ」


 フレイアックスはそう言ってひとしきり考えた。それから立ち上がって服を叩いて埃を落とし、さっさと帰ることにした。


「帰るのか?」


 フレイソードから投げられた言葉に頷く。それから付け加えてこう言った。


「さっきの、俺がフレイサイズに一段上のものを感じているという話だが、あれはナシだ。俺のものと、お前のフレイスピアに対するものは多分、違う」

「うん、どういうことだ」

「俺はあの子を見守るだけで十分、お前は奪わなければ気がすまない」


 フレイソードはそう言われて、どきりとしながらもあわてて言い返した。


「失礼なことを言うな、お前も」


 だが、フレイアックスはすぐにその場から消え去ってしまった。ビルを降り、新堂たちのいるホテルの一室へ戻ったのだろう。すぐにでもこの事態を新堂やフレイスピアに報告するつもりに違いない。


「あいつは妙なところでずばりと言い切るから、困る」


 フレイソードは力なく呟いた。

 刑事たちの死体を収容した施設は、いまだ灯りを消さずに活動を続けている。おそらく早ければ明日にでも、大きな動きがあるだろう。フレイサイズの傷も、ソードバイスの傷もまだ完治してはいないというのに。

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