第6話 決闘
何か、面白いアニメかネットゲームあったら教えてくださいな~
次の日
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とくに、今まで通りに過ごした俺は陰の型をおさらいからやり禁術の研究に勤しんでいたが
部屋からあんまりでない俺にご立腹のお姉さまは、不服のようで俺を拉致り昼間は、お稽古をした。
なぜか、姉は型にない寝技で襲ってくるので対処に困る……。
♢ ♢ ♢ ♢
試合当日
「一花、勝たなかったら承知しないからね~」
「兄さん、頑張ってください」
という応援を背にいざ出陣………の前に母さんがやってきた。
「一花、全力を出しなさい。あなたの圧倒的な力で鬼頭家の真の系統者の実力を見せてあげなさい。そうすれば、あなたに逆らおうなんて輩は出なくなるわ。フフフ、私にできたんですもの、あなたにも出来てもらわないと」
「母さん、……俺を過大評価しすぎです。俺は、母さんと比べたらまだまだなんですから……」
「そう?……でも、今回完膚なきまま倒せばあなたの発言力が伸びるわよ?……そうすれば、桜を推薦することもできるわ」
「……母さん?」
「私はね、分家たちが許せなかったんだと思う。確かに鬼頭家は一族からして実力主義だけど、息子が分家たちに蔑みの目で見られていることに耐えられなかったんだわ。だからね、やり返してほしかったの……だからその後は一花自由にしてもいいわ」
といたずらがばれた子みたいに笑っていた。
それにつられて、俺も苦笑してしまい
「分かりました。母さんのためにも、そして自分のためにも頑張っていきます」
「ええ、頑張ってらっしゃい。私の自慢の息子……」
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気持ちを切り替えて前を見据えると
「ヒヒヒ、お前も災難だな~。落ちこぼれの癖に家族から激励をもらうなんて~」
「まったくだ……当主もなんであんなやつに次期当主を譲ろうとしたんだかわからん」
「まあ、でもそのおかげで俺らにも次期当主の座のチャンスが生まれたんだ。本家の落ちこぼれ野郎には悪いがここは、勝たせてもらおう」
と分家3人衆が言っていた。
「試合をすれば、わかる」
そう言いながらも精神を落ち着かせる。
「ふう~ん。」
と腑に落ちないながらも分家も武器を抜く。
この試合では3人の中から剣の輩が俺と勝負をするらしい。
俺は、いまさらながらもまだ、徒手空拳だ……。早く武器がほしい。
「準備はいいからな……?それでは、始め!!!」
と父さんの声の元試合が始まった。
まず、最初に先手をかけてきたのは分家だった。
「うおおおおおおお」
と声とともに妖気を混ぜた剣を振りかざしてきた。
それを左に避けながらも俺は、妖気をひたすら練ることに集中する。
「くそっ、あたれえええええ」
突きでくる攻撃だがあいにくとそんなスローな攻撃では俺は当たらない。
俺は、森でこんな突きよりももっと早い魔物の攻撃を避けたのだから……!
そうして、避け続けていると相手が疲れて息が荒くなってきた。
そろそろ頃合いかなと思い
「では、次は俺の番だ……」
と同時に今まで貯めていた妖気を全て解放した。
ボンッ………。
と勢いよく妖気が発せられ白いオーラが身を包む。
「行くぞっ……構えて入ろ!」
と叫び前に一気に飛び出す。地面が俺の力に耐えられず、えぐれている。
「外力系鬼道術陰の型……浸力」
これは、相手の纏う妖気に対して同じ波長をぶつけることで無効化するのだ。
今俺は鋼をも、効かない体なのに対して分家は生身と同じ状態だ。
そこからは、一方的だった。
一応、こんなやつでも分家なので殺すことはためらうので剣だけを狙うことにした俺は
「―――――――――せいっ」
「―――――――っは」
と殴る、蹴るといった怒涛の攻撃を剣にぶつけた。
その攻撃を受けた分家は、持つのもきついらしく何もできずにいた……。
そして、とうとう剣に向かって回し蹴りをしたら
「――――――――キンッ」
と刀身が半ばで折れたのであった。
「勝者、一花!!」と父さんに言われほっとつく。
「………認めんぞ、落ちこぼれのくせに……!!」
といって、他の分家たちから武器を借りた。
「おいおい、お前……往生際が悪いぞ」
と父さんが言っているが、この際だから俺はとことん禍根を消すべく
「いいぜ、別に。あと1回だけ付き合ってやるよ!!ついでにそこの弓と槍使いの分家も呼んで来い」
と勝負することにした。
「!?……ふふふ、甘いぜ落ちこぼれ。俺らは、3人だったらだれにも負けたことがないんだよ。今さら撤回したって遅いからな!」
「ああ、好きにしろ。俺は、完膚なきままに倒せって言われているからな……」
父さんもやれやれと肩をすくめながら
「では、改めて試合を開始する。―――両者、始め!!」
そして、幕が上がったのだった。
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