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16px:USA  作者: 和風つな
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 平凡に生きて、平凡に死ぬ。そして、異世界転生してあれやこら…………なんてことに、わたしはならなかったのです。


 ここも異世界ではある意味あるのですが……そちらではない画素数……16×16ピクセルの世界のこと。わたしが今いるのはそれです。あなたたちは自覚がないかも知れませんが高画質に今を生きているのですよ。わたしは罪を犯してここにいるのです。ヒトを殺しました。そして罪に問われたくなくて自害をしました。


 しかし、この世の理というのは残酷なものでありまして。まだ意識というものは繋がれています。生きていた頃と違う世界で。


 わたしの見える視界から丸という概念が消えました。全てが平面的な世界に、シールみたいに貼り付けられたような。縦と横にも動けない、奥行きのないような……例えば、ここのような。縦スクロールですか。横スクロールですか。わかりませんが、あなたがわたしを知覚しているように、わたしもあなたを部分的に認識しております……



 わたしの見た目の描写を致しましょう。挿絵は1ページ後のようですから。その時に答え合わせといきましょうか。


 わたしの名前はウサといいます。若干ウサギを連想させるからでしょうか。幼い頃から自然と二つ結びにすることが多かったです。この今の姿でもツインテールともいえなくもない髪型をしています。


 そして色彩すらも奪われているので裸なのか服を着ているのかも定かではありませんが、わたしの認識では着ています。布の感覚もありませんが。腕の辺りとか黒いので袖のように見えるはずです。白黒ですからね、本当のところはわからないです。

 しかし、もしも裸であったとしても恥ずかしくもありません。少し裸の性的さについて語らせて頂きますが、やはり精密な丸みのあるシルエットというものはセンシティブなものに映るとわたしは考えます。それが四角形になると、人体として認知出来ないただの箱です。

 世の中には四角形であることに興奮する方もいるでしょうが、ぱっとこれを見てなにか思う人は、丸よりも少ないのではないでしょうか。

 それに、裸であるのならありそうな乳首や性器が省略されています。これは全身タイツを着ているようなものですし、前述の通りシルエットによる羞恥心というものが皆無なのです。

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